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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
更識姉妹
第6話 シスターズ
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ら問題無いだろう……

白夜「ってのは冗談ですが……」

薫子「心臓に悪いわよ!てか全然冗談に聞こえないんだけど??」

白夜「まあ盗聴器に録音してあるのは事実ですからね。もし本当に捏造されていようものならそれを織斑先生に提出しますから、その時は覚悟しといて下さいね?」

そう言いながらポケットの中に忍ばせてあった盗聴器を相手に見せる、無論内容は全部録音されてるのも事実。

薫子「りょ…了解……」

脅しはこの辺で充分だな……


その後織斑先生から“格納庫に誰か居るみたいだから見て来い。”って連絡が入って早速肩から掛けてるライフルを手にとって格納庫へと向かった。

_______________


ANOTHERSIDE



白夜が織斑先生からの連絡を受けてるのと同じくして、第二格納庫では……

≪カタカタカタ……≫

一人の少女が一機のISと向き合うようにパソコンを操作していた。実は彼女の目の前にあるのが本人の専用機なのだが、機体は未完成で更に調整する度に“ERROR”が画面に表示される為、彼女は苛立ちと機体が完成しない事による焦りを抱いていた。


≪パシュッ!≫

「??」

突然格納庫の扉が開く音がし、彼女は急いでISを待機状態にして物陰に身を隠した。

≪タッタッタッ……≫

「!」

物陰から中に入って来た人物を見て彼女は驚いた、その人物は__

「白夜」

そう……白夜…織斑先生の命令で格納庫の見回りに来たのだった。

_______________


白夜SIDE



全く……一応見回ってはいるが、どこにも気配が無いぞ……
織斑先生からの連絡で確かめに来たは良いが、怪しい人影は見られない。
仕方ない……報告だけでも済ませるか……

≪カチッ≫

白夜「白夜より織斑先生へ、応答願います」

千冬『白夜か、何だ一体?』

白夜「言われた通り格納庫を見回っていますが、怪しい人影は見当たりません。いかがしますか?」

千冬『そうか、なら良しとしよう。そろそろ寮に戻れ』

白夜「了解」

≪カチッ≫

良し。報告は終わったから、サッサと帰るとしま__


「待って!」

白夜「??」

≪ガチャッ!≫

いきなり呼び止められて“侵入者か??”っと思って声が聞こえた方へライフルを向けるが……

「驚かせてゴメンなさい、悪気は無かったんだけど……」

≪チャッ≫

なんだ……学園の生徒じゃないか……心臓に悪いぞ……
現れたのが学園の生徒だったから安心して銃を下ろした。
てか俺がこんな子の気配を見落とすとは、なんとも情けない……



ん?っというかこの子……


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