第52話
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れるかあッ!!俺は最高のツキとカンを手に入れたんだああッ!!こんなふざけた野郎に負けるはずがないだろうがあッ!!」
説明するオーナーに近づいて、襟元を掴んでオーナーを宙に上げた。
「お、お客様……」
「おいおい、落ち着けよ〜。―――ま、勝負は時の運。アンタの運もここまでだったってことサ!(キリッ)」
「……………………………………」
レクターの指摘を聞いたガンツは怒りの表情で黙り込んだ後、掴みあげていたオーナーを壁に突き飛ばし
「ゲホゲホッ………」
突き飛ばされたオーナーは咳をしていた。
「あり得ねぇ……俺が負けるはずねぇんだ………アレを使った俺がギャンブルで負けるはずが………」
そしてガンツが独り言を呟いたその時ロイド達が部屋に入って来た。
「ガンツ………!?」
「いけない………!」
状況を見た町長は驚き、ロイドが声をあげたその時
「負けるはずがねえんだよおお!!」
ガンツがレクターに掴みかかろうとした。しかしロイドと町長がすぐにガンツを取り押さえ
「おおおっ!離せ、離しやがれえええっ!!」
取り押さえられたガンツは叫びながら暴れた。
「お、落ち着いてください!(って、何だこの力は………!?)」
「ガンツ!どうか落ち着きなさい!」
「おお、アンタらか〜。どうよ、元気にしてたか?」
ロイドと町長がガンツを必死に取り押さえ宥めようとしていたその時、ロイド達に気付いたレクターは呑気に挨拶した。
「ふう………呑気に挨拶されても。」
「挨拶をするのなら場の空気を読んで挨拶してよね。」
「………相変わらず色々と怪しすぎです。」
「へえ、面白い子ねぇ。あなたたちの知り合いなの?」
レクターの態度にエリィとレンは呆れ、ティオはジト目でレクターを見つめ、グレイスは口元に笑みを浮かべて尋ねた。
「いや、知り合いっつーほど知ってるわけじゃねえが―――」
グレイスの質問にランディが疲れた表情で答えかけようとしたその時
「って、ストレートフラッシュとファイブカードだと!?オイオイオイ!?なんつー勝負してんだよ!?」
机に置かれていたそれぞれの手札の”役”を見て驚いた。
「いや〜、危なかったぜェ。負けたら身ぐるみ剥がされる寸前だったんだけどよ〜。」
「クスクス、それは残念ね。身ぐるみ剥がされたお兄さんはどんな反応をしてどんな事をするのか興味があるし。」
「よ、よくわからないけど………」
「何とか傷害沙汰だけは回避できたみたいですね。」
「離せ、離しやがれえええっ!!俺は………俺は絶対に負けるはずがないんだあああ!!!」
その後、ガンツはあらん限りの
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