2部分:第二章
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よりも若い背の高い青年だ。その二人を見てだ。
智秋はふと思った。だがそれより前にだ。
彼女と同じフェットチーネのパパロンチーノを食べている健が彼女に言って来た。席は隣だ。
「この店って実はね」
「実は?」
「夫婦でやってるんだ」
その二人のシェフを見ての話だった。
「そうなんだよ」
「夫婦で?」
「そう、夫婦でね」
笑顔で智秋に言うのだった。
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