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暗闇を照らす白き日差し【影に身を委ねた一夏】
IS学園入学
第5話 クラス代表決定戦 V
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白夜SIDE



試合を終えてピットへ戻ると、マドカと篠ノ之,そして山田先生と織斑先生に歓迎された。

マドカ「流石兄さんだ、絶対に勝つと信じてた」

箒「私も信じてたぞ!」

真耶「圧倒的でしたね、暗闇に閉ざされた時はビックリしちゃいましたよ」

千冬「お前なら、あの程度は勝って当然だろな」

まあ織斑先生は相変わらずか……
確かにその通りだけど……


真耶「っという訳で白夜くん、クラス代表内定おめでとうございます」

やっぱそうなるか……
まっ…それも契約の内か……?

白夜「あの程度を倒せないのなら、俺は終わったも同然ですよ。何せ俺は目的を果たすまでは立ち止まる事は一切許されないんですから」

真耶「目的とは、白夜くんに力を授けた人を越えることですか?」

白夜「その通りです。
それまで俺は立ち止まることも過去を振り返ることも許されないんです。マドカの件は仕方無かったとはいえ、あれでも十分身体に負担がかかりましたからね。数日程は身体の痛みに悩まされましたよ。
それにあの人を越えるまでは、俺は死ぬことも許されないんですよ。あの人を越えるまでは未来永劫、死を望んでも死ぬ事を許されず、束縛される事を許されず、ただ目的を果たすまでは不老不死のまま生きなければならないんです。
それは抗いたくても抗う事を許されない運命なんですよ」

「「「「……」」」」

ちょっと重苦しい空気にさせちまったな……

白夜「そんな俺で良ければ、これからお願いします」

真耶「勿論です!我々で宜しければ喜んで力になります??」

マドカ「私もだ兄さん、私も出来る範囲で兄さんの手伝いをする。だから一人で全て抱え込まないでくれ」

千冬「みんなの言う通りだ。だから手に負えなくなったら頼りにしてくれよ、義弟よ」

箒「私も、私の出来る範囲で手伝うぞ!」

篠ノ之は正直不要だが……まあ良しとすっか……

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

それから時間が経過して夕方。
マドカと並んで寮へと歩いている。
因みに宵闇は山田先生に言われた通り待機形態にしてある。

白夜「まさか白の髪留めとはね」

マドカ「けどいいんじゃない?
兄さんは髪が長いんだし」

白夜「そりゃ確かにそうだが……」

まあマドカの言う通り、長い髪を纏められるからいいけどね……
でもマドカのが紫の腕輪だったのに俺は髪留めって…何だこの差は……?


マドカ「兄さん…私も兄さんみたいに強くなれるかな?」

白夜「マドカなら多分強くなれるさ。でも俺みたいには無理かもしれないかな……?」

マドカ「そう……」

マドカには悪いが、それは人に人智を越える地獄を味あわなければならないん
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