4部分:第四章
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」
「確かにね。その相手と一緒になれるってね」
「やっぱりいいことよね」
「そうよね。これってやっぱり」
どうしてかとだ。麻衣は言うのだった。
「流し目のお陰よね」
「まさかねえ。こんなに効果があるなんてね」
「思いも寄らなかったわ」
「ここまでなんて」
「私もそう思うわ。けれどね」
どうかとだ。麻衣自身も言う。
「目って本当にそれだけの力があるのね」
「そうね。流し目を見せるだけでこんなに力があるなんて」
「そのことがよくわかったわ」
「本当にね」
こう話してだった。彼女達もだ。
それぞれのお昼御飯を食べながらだ。こう言うのだった。
「じゃあ私達もね」
「やってみようかしら」
「そうしてみる?」
こう話してだった。彼女達も実際に流し目をしてみるのだった。それからだった。この学校では女の子の間で流し目が流行った。そしてカップルが次々に誕生したのである。
流し目 完
2011・11・4
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