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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第48話
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わよ♪」

「フ………まあ、いいだろう。」

ランディとティオ、カーリアンの言葉を聞いた銀は口元に笑みを浮かべて呟いた後武器をしまい、それを見たロイド達も武器をしまった。



「………あんたの強さは本物だ。今の俺達じゃ勝てないだろう。そんなあんたが、俺達に何の用だ?」

武器をしまったロイドは溜息を吐いた後、真剣な表情で尋ねた。

「フフ………ロイド・バニングス。薄々、見当は付いているのであろう?」

「!………………………」

そして銀に尋ねられたロイドは驚いた後、真剣な表情で黙り込んだ。

「え……」

「どういうことですか……?」

「ロイドさんは私達が銀に呼ばれた理由を知っているの??」

銀の言葉を聞いたエリィは驚き、ティオとシャマーラは不思議そうな表情でロイドに視線を向けた。

「お前のことは調べている。どうやら捜査官としてそれなりに勘が働く上、あの”叡智”の教えを受けていると聞く。ならば私の用件もわかるはずだ。」

「ああ、そうだな………あんたの用件というのは―――最初にアルカンシェルのイリアさんに宛てた脅迫状………それについての話だな?」

「クク、その通り………では、その脅迫状の”何”について話があるというのかな?」

「それは………あの脅迫状を送った人物。それは、あんたじゃないんだな?」

「え………!?」

「どういう事だ……!?」

「まさか………」

ロイドと銀の会話を聞いていたエリィやランディは驚き、ティオは信じられない表情で銀を見つめた。

「ふふ、その通り……あれをイリア・プラティエに送ったのは、この”銀”ではない。私の名を(かた)る何者かというわけだ。」

「……やっぱりか。……捜査をしている最中、どうも違和感があったんだ。伝説の凶手……東方人街の魔人……調べて行けば行くほどその存在感は強くなっていった。だが、それに比べて最初の脅迫状は何というか………あまりにコケ脅しな匂いがした。イリアさんがイタズラだと決めつけてしまうくらいに。」

「ふふ……その通り。イリア・プラティエは天才だ。おそらく直感的に、あの脅迫状が本気で自分を狙ったものではないと気付いたのだろう。だが―――ならば何故、あんなものがアルカンシェルに送られたかという話になる。」

ロイドの話を聞いた銀は不敵な笑みを浮かべて答えた。

「そ、その……よくわからないんですけど。それこそアンチあたりのただのイタズラじゃないんですか?」

そこにノエルが自分の考えを言ったが

「いや、”銀”がこのクロスベルに来ていることを知っている者は限られているんだ。黒月、ルバーチェ、ラギール商会、捜査一課……あとはその関係者くらいだろう。」

「なるほど……そうなると
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