暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
オカルト研究部との出会い
第9話 リアス部長の婚約者 ライザー・フェニックス登場!
[4/7]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ると不意にどこから何か強い殺気のようなものを感じて戦闘態勢になった。


「小猫ちゃん、どうかしたの?」


 だが祐斗先輩は何も感じてないようで私の行動に首を傾げていた。


「いえ、何か強い殺気を感じて……」
「殺気?僕は感じなかったけど……」
「……そうですか、騒がせてすみません」


 祐斗先輩に謝って再び部室に向かったが部室前で祐斗先輩が立ち止まった。


「僕がここまで来て初めて気配に気づくなんて……」


 目を細めて顔を強張らせる祐斗先輩、私が先程感じた強い殺気もここからしたんだと思います、でも何で私は気付けたのに祐斗先輩は気付けなかったんだろうか、実力的にはお互いに一緒くらいなのに。


 祐斗先輩が扉を開けて中に入るとそこには部長と朱乃さん、そして銀髪のメイドの格好をした女性が立っていた。


「グレイフィア様……」


 彼女はグレイフィア様といってグレモリー家にメイドとして仕えている方で他にも説明することがありますが今は省きます。
 部長は不機嫌そうに顔を歪めており朱乃さんもニコニコとしているが身に纏うオーラは冷たい。会話は無くピリピリとした雰囲気が部室に漂っていた。


「まいったね……」


 祐斗先輩も苦笑いをしている、それだけこの場の空気が重いということなんだろう、私も正直辛いです。


「全員揃ったようね、実は貴方達に話があって……」


 その時だった、部室の隅に描かれた魔法陣が光りだした、これは転移現象……?でも部室には全員いるしグレイフィア様もここにいる、あれは……


「フェニックス……」


 隣にいた祐斗先輩がボソリと呟いた、そして光が晴れてその場に姿を現したのは金髪の男性だった。


「ふぅ、人間界は久しぶりだな」


 赤いスーツを着崩したホストっぽい男性が部長を見てイヤらしい笑みを浮かべた。


「愛しのリアス、君に会いに来たぜ」


 その男性の正体はリアス部長の婚約者、『ライザー・フェニックス』だ。



ーーーーーーーーー

ーーーーーー

ーーー


「いやー、リアスの『女王』がいれてくれたお茶は美味いな」
「痛み入りますわ」


 朱乃先輩はニコニコしているがあれは絶対に不機嫌な時の朱乃先輩だ、何度か噂で聞いたことがあるがあれが部長の婚約者…もしかして最近の部長の様子と何か関係があるのかな?


「所でリアス、さっそくだが式場を見に行こうか、日取りも決まっているんだ、早め早めがいい」
「いい加減にして、ライザー!!」


 先程から肩や髪を触られていた部長がとうとうキレたのか立ち上がってライザーを睨みつける、当の本人はヘラヘラと笑って余
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ