第四章
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服に覆われていない場所を邪気から守る為の染料で描かれた紋様がある。
琥珀の色の目に楚々とした白い顔と桃色の唇を持つ少女の顔はまだあどけなさが残るが非常に整っている。ヴェールからのぞく長い黒髪は艶めかしささえある。
その娘の姿を見てだ、ジダンは泣きそうな顔になって言った。
「いいな、本当に」
「そうね、私もそう思うわ」
タハミーネも言う。
「奇麗ね」
「御前の若い頃、いや式の時の姿そのままだ」
まさにとだ、妻に対して言った。
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