暁 〜小説投稿サイト〜
忘れ形見の孫娘たち
9.もう一度やろう
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
は和之さんが提督みたいなものですからね。和之さんの任務達成を確実にフォローしなきゃ」
「燃えてるねぇ大淀さん」
「鈴谷も今は和之さんの秘書艦みたいなものなんだから、しっかりね?」
「了解! 鈴谷にお任せっ!」

 二人の言う『提督』てのがいまいちよくわからないけど、とりあえずやる気になってくれているのはありがたい。

「かずゆき!」
「ん?」
「鈴谷がかずゆきの秘書艦だから! よろしくね!!」
「おう」

 大淀さんのメガネがキラーンと輝く中、僕はいつもと同じくムカつくんだけど……でもいつもよりちょっと弾んでる笑みを見せてくれている鈴谷と、改めて握手した。

「よろしく! 一緒にがんばろーう!」
「おう。がんばろーう」

 彼女の手は、いつぞや手を握った時と同じようにとても温かかった。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ