【ハリー・ポッター】編
151 ホグワーツ特急での再会
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ルのコンビを見送り──数秒してアニーは直ぐに切り替える。……そのまま有耶無耶になってくれた方が俺としては良かったのだが、アニーは気になっているらしい。
「いや、結城 乃愛の記憶≠アニーに譲渡しようと思ったんだが…」
「だが=c?」
「ふと思ったんだが、今のアニーってあの──ヴォルデモートとの繋がり≠ェ出来るだろう?」
「……あー…」
今度の俺の口から出てきたのは俺の本心で、アニーもそれを思い出したのか、どうにも言えない表情をしている。……アニーが閉心術≠覚えても、その相手が開心術≠フエキスパートであるお辞儀さん(ヴォルデモート)≠ネのだから、迂闊に伝えられない。
……故にアニーの原作知識≠焉APSI(トランス)≠ナアニーの記憶に潜りつつ、忘却≠ウせる予定である。……もちろんの事ながら、アニーの了承を得てと云う事になるが…。
「……ジェームズ・ポッターとリリー・ポッター──ボクの両親が殺されているってことは、未来のアニー・ポッター≠ヘ絶対にヴォルデモートに対してなにか≠やらかしてるんだよね…」
「卵が先か鶏が先か°c論になるな、そこまでいくと…」
ヴォルデモートの手によってジェームズ・ポッターとリリー・ポッター──アニーの両親が殺されていると云う事は、アニーに対して≪闇の帝王≫を打倒する御子になるであろう>氛氓ンたいな予言が下されている可能性が高い。
今でこそ先ほど諧謔混じりに言った卵が先か鶏が先か≠ニ云う状況になっているが、それも確定されているわけでもない。
「……下手に干渉したら未来が変わる能性があるからな。下手を打ちたくない」
「……つまりある程度は原作に沿わせるんだね?」
「ある程度は干渉するけどな」
「……判ったよ。……ところで開心術≠ナ思い出したんだけど、組分け≠フ時ってどうする?」
「封印系のスキルがある。……あ、アニーもいっその事──ヴォルデモートを斃すまでの間だけ原作知識≠封印しておくか?」
「そんな事も出来る様になっていたんだ…。……だったら、それ採用だね。じゃあロンは知識≠使いつつ、ボクを──ボクが出来るだけ目立つ様に誘導してくれる?」
「心得た」
その後は封印のスキル…“寝室胎動”でアニーと俺の原作知識≠暫定的に封印した。……期間の長さは違うが。
……それから、コンパートメントにマルフォイ家の坊っちゃんが来て──俺が絡まれ、アニーが適当に振り撒いていた笑顔を見たマルフォイの顔が赤くなったのを微笑ましく見ていたりしたが、色々と蛇足なので割愛。
SIDE END
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