【ハリー・ポッター】編
151 ホグワーツ特急での再会
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てる。目線の先には、小さめの鑑賞用ケースに入った鼠の姿が。
……その反応でアニーが何を気にしているのかは直ぐに判った気がした。
「……あのクソネズミが居るの忘れてた=v
日本語≠ノ切り替えてそう──忸怩たる思い≠ニ云う表現が一番似合いそうな表情でアニーは吐き捨てる。
「……ああ、気にしなくて大丈夫だよ」
頭を抱えながらアニーに、俺は苦笑で返す。……アニーの云う糞鼠>氛汞アニー・ポッター≠フ両親の敵であるピーター・ペティグリュー≠ヘ連れて来ている。
……ケースに遮音≠フ魔法が掛かっていなかったら=A俺もまた──今現在あたふたしているアニー同様焦っていただろう。
「……善かれと思って、“サイレント”を掛けてあるから大丈夫」
「あぁ…良かった…」
この世界線に於いても、【日刊予言者新聞】を見る限りシリウス・ブラックはアズカバン──犯罪を犯した魔法使いをぶち込んでおく為の牢獄に収監されている。……罪状は12人もの非魔法使い(マグル)≠フ虐殺≠ニピーター・ペティグリューの惨殺>氛氓ニ、変わりは無い。
……今もケースの中で眠りこけている鼠≠ノ扮している30をゆうに過ぎている男──ピーター・ペティグリューを“ザキ”や“デス”やらで突然死≠ウせてしまおうと思ったのも一度や二度ではない。……結果論になってしまうが、こいつ──ピーター・ペティグリューさえ居なければ、アニーの両親は死なずにすんだかもしれなかったから…。
「……それで、実を云うと円≠ノ受け取って欲しいものがあるんだ」
「それは何? 真人君=v
円>氛氓ニ、アニーの前世の名前で呼んでみれば、アニーも俺が某かを切りだそうとしているのを察したらしく、アニーもまた俺の当初≠フ名前で呼び直し佇まいを改める。
「これは──」
(あ、そういえば──)
そこまで言いかけたところで、アニーとヴォルデモートとの間に、繋がり≠ンたいなものが有った事を思い出す。……アニーはいきなり黙りこくってしまた俺を不思議そうに見ていて、頭に疑問符(クエスチョン・マーク)が幻視出来る。
――コンコンコンコン
アニーに申し訳なく思いながら口に出そうとした言葉を意図的に喉の部分で留めていると、コンパートメントの扉からノックの音が聞こえた。アニーと目を合わせ──ほぼ同時に頷き、俺が返事をする。
「どうぞ」
「アナタ達、ネビルのヒキガエル見なかった?」
コンパートメントの扉が開かれ、栗色とも亜麻色ともつかない──ダスキンモップみた
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