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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第48話
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か?」

「わかりました。鉱山町のガンツさんですね。それでは失礼します。皆さん、お疲れ様でした!」

「おお、そっちこそお疲れ。」

「わざわざ市内まで送ってくれて、ありがとう、ノエルお姉さん。」

そしてノエルは装甲車に乗り込んで運転を始め、どこかに去って行った。

「さてと………それじゃあ時間もないし、このままカジノに行ってみるか。」

「ええ、そのガンツさんっていう鉱員の情報を集めないとね。」

「そんじゃあとっとと歓楽街の方に行こうぜ。」

その後ロイド達は歓楽街にあるカジノに向かい、カジノの中にある酒場のマスターでもあるカジノのオーナーを訪ねた



〜歓楽街・カジノ〜



「おや、これは皆さん。ランディと一緒に遊びに来られたんですか?」

「いえ、実は………」

「ちょいとオーナーに聞きたい事があるんだけどよ。」

ロイド達は行方不明になっているガンツ鉱員について訪ねてみた。

「行方不明?ハハ、そんな馬鹿な。今日だってウチに遊びに来て荒稼ぎして行かれましたが………」

「ほ、本当ですか?」

「しかも荒稼ぎって………」

「あら、まさか”そっちの可能性”が当たったなんて、レンも驚いたわ。」

ガンツの行方不明を笑い飛ばしたオーナーの話を聞いたロイドとエリィ、レンは驚き

「おいおい、オーナー。人違いじゃねえだろうな?俺達が捜してんのはマインツの鉱員をやってるツキもカンもねぇ野郎だぜ?」

ランディは目を細めて確認した。



「ああ、勿論その方のことさ。2週間前になるか………久々に顔を見せたかと思ったら別人のように強くなっててな。おかげでウチのディーラーは負け続き。50万ミラくらい持っていかれてるよ。」

「ご、50万ミラ!?」

「かなりの大金ですね………」

「今までギャンブル下手だったのにそんなに稼げるようになるなんて、一体どんなマジックを使ったのかしら?」

「おいおい、マジかよ………なんかイカサマをやってるとかそんなんじゃねえんだよな?」

オーナーの話を聞いたロイドとティオは驚き、レンは不思議そうな表情で首を傾げ、ランディは溜息を吐いた後真剣な表情で尋ねた。



「私達もプロだ。イカサマがあれば気付くさ。とにかく異常にカンが冴えてる上にあり得ないほどのツキの良さでな。一体、彼に何があったのかこちらも知りたいくらいなんだ。」

「むう………」

「町長さんから聞いた話と随分違っているみたいだけど………」

「あの、オーナー。ガンツさんは鉱山町にはずっと帰っていないそうですが………滞在場所はご存知ありませんか?」

「ああ、それなら。すぐ近くにあるホテルに毎日泊まっておられますよ。それも
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