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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編  第4話「賭退(チャンス)」Bパート
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席周りの全てが球状の映像モニターとなっているらしく。周りの画面が光った。
ゲーム操作は、座席の左右にあるレバー・スティックやボタンの他に正面に小型モニターが上下に2つにボタンやスイッチ。また、足元にはペダルが2つあった。
次にアルベルトは、使うゲームソフト[パンツァー・ウォー]の簡単な操作やルールの説明をした。
シンプルな勝負をするため、対戦モードの1対1で行う。
勝利条件は、相手のHPを先に撃破した方が勝ちだ。
対戦するため、自分の使う戦車を選択する。
「このゲーム内の戦車は、本物の戦車をデータ化している。また、ゲームシステムも本物の臨場感を出すために、実際の戦闘データを使用している」
アルベルトはいろいろと細かく教える。
「使える戦車は、実在するもの。勿論、戦車道と同じ第二次戦のまでしかないがな」
「へぇースゲーな」
「それに加え、このゲームには、いろんなパーツや部品を使って、自分でオリジナルの戦車を設計して製造使用できる。も使える。ただ、時間もねぇし今回はなしだ」
「分かった」
そう言い天桐は自分で戦車を選んだ。
「よし、俺は選んだぞ。まだだ?」
「ちょっと、待ってくれ。どれにすればいいか分からないんだ。迷っちまって」
「たく、迷うならランダムボタンを押してCPに選んでもらえ」
「えーと、えーと。どれがいいかやっぱ分かんねぇ。戦車のことそんなに知らねぇし。えーい、もうこれでいいわ」
天桐は何かの戦車を選びOKをした。
すると対戦モードがスタートし出した。
「さぁ、始まるぞ。戦場は、CPが自動で選ぶようにセットしておいた。通信はこれで終わるぞ。あとは、戦場で会おう」
ブチ
アルベルトが無線を切った。
すると画面がまた変わり、これからやる対戦説明が出た。
対戦方式は、1対1での決闘式。制限時間はなし。戦場は自動で選ばれる。勝利条件は、先に相手を倒せばいい。と分かった。
すると、画面が戦場の映像を流した。
青い空に白い雲、山に囲まれた河に草原のあるヨーロッパ系の古い町並みだった。
[田舎町]と画面下に表示されている。
おそらく戦場の名前だろう。
戦場の画面が消えると早速。
画面に自分の選んだ戦車が出て来た。
天桐が使う戦車は、
[M4A1中戦車 75mm砲搭載型]
アメリカの戦車らしい。
パラメータを見るに平均的な数値らしい。
一方、アルベルトの戦車は、まだ分からない。
相手の戦車は互いに戦場で出会うまで分からない設定らしい。
そして、ゲームが始まった。

[START]

ゲームが開始されると天桐の周辺画面が明るくなった。
すると、景色が映り始めた。上は青い空で左右は森、前は一本道になっている。下の方には戦車と思われる一部分が見える。これは説明で言っていたものだと分かった。

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