暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは〜無限の可能性〜
第3章:再会、繋がる絆
第50話「次元犯罪者を追って」
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
それも、21個全て...な。」











「....厄介な事になったな...。」

  とりあえず、招集についての説明が終わり、一度解散する。
  その中で、僕はポツリとそう呟いていた。

   ―――以前の時と違い、ジュエルシードは全て一か所にある。
   ―――その全てが力を発揮した場合、全員で当たらなければならない。
   ―――...皆、気を引き締めておくように。

「(願いを歪めて叶える願望石。ジュエルシードか...。)」

  説明の際に言っていたクロノの言葉を思い出しながら、僕は思考する。

「(あー、ムートの記憶が蘇ったから余計に忘れてたなぁ...。まさか、“原作”に出てきたロストロギアが関連してるとは...。)」

  もうほとんど覚えていないが、“原作”一期のキーアイテムがそのジュエルシードだったはずだ。...尤も、願いを歪めて叶える程度しか覚えてないが。

「....数は21個。一つ一つが世界を滅ぼしうる力を持っている。....確かに、そんなのが一か所に集まってて、全てが猛威を振るう場合なんて....想像したくないな。」

「むしろ、これだけで足りるのかしら?とでさえ思ったわ。」

「今までの仕事なんてお遊びだったって言えるくらい、厳しい戦いになりそうだね。」

  いつの間にか椿と葵が会話に入ってきていた。
  いや、まぁ、二人とはいつも一緒に行動してるから当然なんだが。

「...っと、まだここに居たのか、優輝。ちょうどよかった。」

「クロノ?」

  一度リンディさんに報告しに行っていたクロノが、戻ってくるなり話しかけてくる。

「椿と葵もいるが...まぁ、同居してる二人なら問題ないだろう。」

「...何か話が?」

  その言い分からするに、僕への個人的な話でもあるのだろう。
  そう思って、聞いてみる。

「...優輝の両親の事についてだ。」

「っ、なるほど...。」

  確かに、できるだけ個人的な話にした方がいいな。

「事件当日の日にちから調べた結果、車内にあった人影について分かった。....当時、転移系のロストロギアを持った次元犯罪者がいてな。同時刻、行方が掴めなくなっていた。」

「っ....つまり、転移系のロストロギアに、両親は巻き込まれた...?」

  管理局から逃げ回っていた犯罪者が、そのロストロギアを使用。それで両親の車内に転移し、再度ロストロギアを使用。それに両親は巻き込まれた...と。
  おそらく、こんな感じなのだろう。

「ああ。そして、その次元犯罪者はつい最近、見つかった。...まぁ、見つかったと言っても捕まえた訳じゃない。さらにロストロギアを盗んで逃げ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ