第24話「だいがく」
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うと決まれば、行ってくるわ。どこの部屋かしら?」
「えーと.....この部屋を右に...6つ隣だな。」
「了解。じゃあ、瑠璃ちゃんを少しよろしくね。」
そう言って母さんは瑠璃を置いて行き、部屋を出て行った。
小さい子の相手、得意じゃないんだけどな...。
「...由紀、頼んだ。」
「任されたよ!」
と、言う訳で(偏見だが)小さい子の相手が得意そうな由紀に任せる事にした。
「小さい子は苦手なのか?」
「いや、どう接すればいいか感覚が分からないんだ。」
俺がこの子ぐらいの時には既に親父に鍛えられてたからな。
「しかし...大学や小学校には生き残りがいたのか...。」
小学校は母さんの瑠璃だけだったが、大学はそれなりにいるようだ。
「...これなら、できる事も増えるな...。」
大学なら生きるための知識もあるだろうし、生存者や戦える人が多ければこれからも何とかできる可能性が高くなる。
尤も、その過程での食料などがきついが...。
「今は目先の問題だよ。」
「ああ。..まず、悠里をなんとかしなきゃな。」
蘭にそう言われ、今は悠里の事に集中する。
妹が生きている今、悠里の精神的疲労もだいぶ解消されると思うが...。
「でも...なんだろうな。」
「...?」
「...近いうちに、全てが何とかなりそうな気がする...。」
ただ漠然と、なんの確信もなく俺はそう言う。
「(まぁ、まずは目先の事だよな。)」
とりあえず、大学勢の皆と交流を深めていくか。
〜おまけ・一方...〜
「....っし、一掃完了。」
アサルトライフルを二丁、粗方撃ち終わり、周りは奴らの死体で埋まっている。
...まぁ、元々死体だが。
「...反動の強いアサルトライフルを片手一丁ずつ...おまけに正確な狙いって...。」
「鍛えれば誰でもできる。一丁だけなら俺の息子でもできるな。」
「お前の鍛え方はおかしい。」
そんな軽口を叩き合いながら、拠点の範囲を広げていく。
「これで全部か?」
「いや、あのビル方面が残ってる。」
「...面倒だな。」
ビル方面と言っても、無事なのはそのビルだけで、他は火事などで崩れ落ちている。
「...しゃーねぇ、ビル内部は俺が引き受ける。他は任せたぞ。」
「了解。その方がよさそうだな。」
ビル内部は入り組んでいる...というか、奴らの数に対して通路が狭い。
よって、犠牲を出さないためにも俺一人の方が都合がいい。
「そ
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