第24話「だいがく」
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。この子にあまり死体を見せたくなかったから、あそこに遺棄しておいたの。」
やはり俺の予想通りで、あれは母さんの仕業だった。
「それで、この子の名前はなんて言うの?」
「んー...ちょっと待ってね。せっかくだから、皆で自己紹介しましょ。まだしてないでしょう?」
由紀の言葉に、母さんはそう答える。
...そういえば、まだ彼女達の名前を知らなかったな。
「空いてる部屋を使いましょ。桐子ちゃんの部屋だと、皆だらけてしまいそうだし。」
「うぐっ...否定できない...。」
母さんの提案に、眼鏡の女性が呻く。
だらけるって...どんな部屋だよ...。
「じゃ、こっちよ。」
母さんを戦闘に、空き部屋へと向かう。
「....じゃ、自己紹介していきましょうか。ここは先輩らしくあなた達から。」
「なら、ボクからだね。ボクは出口桐子。“サークル”の代表だよ。」
「“サークル”?」
気になる単語に、高校組が皆首を傾げる。
「そっちで言う、学園生活部みたいなものかな。こっちも何かに例えて暮らした方がいいと思ってさ。それでサークルが出来たって訳。あ、アタシは光里晶。アキでいいよ。」
補足してくれた茶髪の女性が、そのまま自己紹介する。
...なるほど、だから“サークル”ね。
「最初は名前でもめたんだけどさ、最終的にこれに決まったんだ。」
曰く、“自堕落同好会”とか“くっちゃね友の会”とかだったらしい。
この後自己紹介した喜来比嘉子さんの言うとおり、確かにないな...。
「じゃあ、次は私達だね!私は丈槍由紀!」
次に俺達と言う事で、率先して由紀が名乗る。
「俺は工藤遼。...名字から分かる通り、母さんの息子だ。学園生活部唯一の男子でもある。」
「唯一...って事は!」
「正直、肩身が狭い。」
桐子さんがなんかからかいそうな雰囲気を出したので、先にそう言っておく。
...蘭みたいにハーレムとか言いそうだったしな。
「香織さんの息子って事は...銃器の扱いは?」
「もちろん、分かってるぞ。」
比嘉子さんがそう聞いてきたので、答える。
...というか、母さんが戦える事知ってるんだな。
「私は槇村蘭。私も銃は扱えるよ。」
「私は恵飛須沢胡桃。...今更だが、うちって結構戦闘できる奴いるな...。」
蘭と胡桃が続けて自己紹介する。
...そういや、胡桃も結構戦えるな。シャベルも結構便利だし。
「えっと...直樹美紀です。こっちは...。」
「祠堂圭です...。」
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