第44話(インターミッション終了)
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ッカだねー!キーア、お腹が空いちゃった!今日のバンゴハンはなにかなー?」
「はは………ほんと、キーアは元気だな。それじゃ、セシル姉に挨拶して帰りのバスに乗ろうか。」
「うんっ!」
その後セシルに挨拶したロイド達はバスに乗ってクロスベル市に戻って行った。
〜夜・ルバーチェ商会〜
「まったく、何たる失態だッ!たかが警察ごときに手打ちを申し入れる羽目になるとは………!ええい………お前達が不甲斐ないせいでッ!」
その夜マルコーニ会長はガルシア達を睨んで”黒の競売会”での失態を怒鳴っていた。
「………言葉もありません。」
「で、ですが例の人形は会長が御自ら手に入れて………」
「そ、それに……謎のメイド達や若頭の古巣であるあの”西風の旅団”の連隊長が警察のガキ共の味方をしてしまった為、あの時奴等を逃がしてしまったのは仕方がない事かと……」
ガルシアは反論することなく重々しい様子を纏わせて頭を下げたが、マフィア達は言い訳をしてマルコーニ会長の怒りを少しでも収めようとした。
「なにぃ………?」
しかしマフィア達の発言は逆に火に油を注ぎ、マルコーニ会長はマフィア達を睨んだ。
「………黙ってろ。いずれにせよ侵入者を許し、警察のガキ共にあんな戦力が隠されている訳がないとタカをくくっていて油断した俺達の責任だ。」
「は、はい………」
そしてガルシアに制止されたマフィア達は頭を垂れた。
「フン………あれ以来、ハルトマン議長もこちらとの連絡を避けておるし………”黒月”どもの攻勢も本格化しそうだというではないか!ええい………このままでは………ッ!」
「会長、ご安心を。いまだクロスベルにおける我々の優位は揺るぎありません。ここで連中の攻勢を何とか凌げば議長も………」
現在の状況に焦っているマルコーニ会長をガルシアは諌めようとしたが
「ええい、凌げる保証がどこにあるというのだ!?いまだ”銀”とやらの首一つ取る事ができない上、幾ら戦闘技術を習得していたとしてもメイド達如きに翻弄された挙句”猟兵”が二人加勢しただけで警察のガキ共を逃がしてしまったお前達が!?」
「それは………」
マルコーニ会長に怒鳴られ、言葉を無くした。
「クッ、議長の支援もしばらくはアテにできん………ええい、どうすれば………」
そしてマルコーニ会長は少しの間考え込み、ある事を思いついた。
「こうなったら手段は選ばん………決めた―――奥の手を使うとしよう。」
「奥の手………!?」
「ま、まさか………」
「会長、それは……!」
マルコーニ会長が何をしようと考えているのか察したマフィア達やガルシアは驚い
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