第44話(インターミッション終了)
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さんがいるし、病院のみんなも優しいから寂しくはないかな………?」
その後キーアとシズクは仲良く会話を始めた。2人の会話は弾み、時間がどんどんと過ぎて行き、いつの間にか夕方になっていて、2人が会話しているとキーアを探していたロイドとレンがキーアを見つけた。
「いた………!」
「あら、キーアと一緒にいるあの娘は……」
キーアの姿を確認したロイドは明るい表情をし、キーアの傍にいるシズクに気づいたレンは目を丸くした。
「それでね、それでね!ツァイトっていう犬がとってもおーきいんだよ!なんかえらそーだけど、もふもふってしててねー。背中をかいてやるときもちよさそーにしてるの。」
「ふふっ、そうなんだ。大きな犬さん……ふわふわなんだろうなぁ。」
「シズクもたまにマチに来るんだよねー?その時にいっしょにツァイトとあそぼーよ!?」
「あはは………うん。お父さんに頼んでみようかな?あ、エステルさんたちも頼んだら付き合ってくれるかも………」
「あ、エステルってゆーげきしのおねえちゃん?シズクもしってるんだ?」
「ふふ、たまに街に出た時、買物とかに付き合ってくれるの。お父さん、いつも忙しいから………」
ロイドたちがキーアの姿を確認するとキーアとシズクは仲良く会話をしていた。
「はは………シズクちゃんと一緒だったか。」
「うふふ、年齢も同じくらいだから仲良くなったのじゃないかしら。」
「フ………子供は馴染むのが早いな。」
二人の様子を微笑ましそうに見守っているとアリオスがロイドとレンに近づいてきた。
「ア、アリオスさん………!?」
「もしかしてシズクのお見舞いかしら?」
「ああ。………ところで――――あの娘が例の………?」
「ああ、ミシェルさんたちから話を聞いたんですね。ええ………キーアっていいます。」
「そうか……………………」
ロイドの話を聞いたアリオスは返事をした後、じっとキーアを見つめていた。
「えっと………キーアがどうかしましたか?」
「もしかして心当たりがあるのかしら?」
アリオスの様子が気になったロイドは不思議そうな表情で訊ね、レンは首を傾げて訊ねた。
「いや………不思議な娘だと思ってな。娘は―――シズクは行儀が良くて人当たりはいいがどうも遠慮しがちな所がある。それで、同年代の子供ともあまり馴染まなかったんだが………」
「ああ、なるほど。………なんだかすごく楽しそうにしていますね。」
そしてアリオスの話を聞いたロイドは納得した後、微笑ましそうにキーアとシズクの様子を見つめていた。
「そうだな………………あの娘にどのような背景があるかはわからない。だが、関わったからには最後まで
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