第43話
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くらなんでも年齢に無理がありすぎるだろう!?それとレン!状況を悪化するような事を言わないでくれ!」
レンの状況を悪化させるような事も聞いて更にとんでもない想像をし始めたセシルの様子にロイドは疲れた表情で声を上げて苦笑しながら指摘した後、疲れた表情でレンに指摘した。
「あら………よく考えたらそれもそうかもしれないわね。」
一方ロイドに突っ込まれたセシルは声をあげた後、微笑みながらロイドの意見に同意した。
「いや、考えるまでもないと思うんだけど………」
「うふふ、相変わらずエステルとは違った方向で突き抜けていて面白い天然お姉さんね♪」
「ほえ〜?」
セシルの答えを聞いたロイドは苦笑し、レンは小悪魔な笑みを浮かべ、キーアは不思議そうな表情で首を傾げていた。その後ロイド達は一端落ち着いた場所で話をする為にセシルに連れられて寮の食堂にあるソファーで向かい合わせに座った。
「ふふっ、私ったらちょっとあわてんぼうね。18歳のロイドが、9歳くらいのキーアちゃんのパパであるはずないのにね。」
「はあ………当たり前だろ。そもそも、なんで親子なんて突拍子もない考えになるのさ?」
苦笑しているセシルの言葉に頷いたロイドは指摘した。
「だって、何だかすごく家族って感じがしたから………直感的に、キーアちゃんのパパがロイドって思いこんじゃったのよね。」
「へっ………」
「キーアのパパってロイドだったのー!?キーア、知らなかったー!」
そしてセシルの話を聞いたロイドが呆けたその時、キーアはセシルの言葉を信じて嬉しそうな表情でロイドを見つめ
「いやいや、違うから!」
見つめられたロイドは慌てながら即座に否定した。
「ふふっ………ねえ、レンちゃん。そうやって2人が並んでるとそんな風に見えないかしら?」
「まあ、顔の造形は似ていないけど事情を知らない人達が見れば親子という感じはするわね。」
「そ、そうなのか………?」
「えへへ〜………ロイドがパパかぁ。……ロイドじゃなくってパパって呼んだ方がいい?」
「うっ………今まで通りでいいから!」
キーアに親呼ばわりされることを一瞬迷ったロイドだったがすぐに必要ないことを答えた。
「んー、そっか。でもでも、セシルっていいヒトだね!キーア、セシル大好き!」
「ふふっ………私もキーアちゃんが大好きよ。気が合うわね、私達。」
「うん!」
(うふふ、二人とも性格がある意味似ているおかげかすぐに仲良くなったわね。)
(ハア、それはいいけどなんかどっと疲れたよ………)
キーアと微笑みあっているセシルの様子にレンはからかいの表情で呟き、ロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
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