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カードファイト!!ヴァンガードG ネクステージジェネレーション
turn:1 本城タイガ
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春、桜の花びらが舞う公園の中を一人の少年が歩いていた
少年は一人桜並木の中をただ俯き歩いていた
Turn1:本城タイガ
彼、本城タイガに家族はいない、ある男性の家で居候として暮らしながら近くの中学校に通っていた
いつも通りコンビニで買ったサンドイッチの入った袋を手にポストの中身を取り出して家に入ろうとすると
「ん?」
普段あまりない彼あての郵便物、その封筒にはただお誕生日おめでとうの文字が
「なんで知ってやがんだ………誰だよこんなもん送ったの」
確かに今日は彼、本城タイガの13歳の誕生日だった
しかし同居人の男性以外でそれを知っている人物など
そういって封筒の中身を見るタイガ
中に入っていた手紙を読んでみると
「この出会いがあなたにとって良き運命であるように………出会い?」
気になってもう一度よく見ると封筒の中から小さめの紙が何枚か出てきた
「これ、あれだよな、ヴァンガード」
その紙に見覚えのあったタイガは訳も分からず裏にしたり表にしたりとそのカードを見つめる
何種類かあるうちの一枚がふと目に留まった
「クロノファング・タイガー?」
重圧そうな見た目をした赤い獣のカード
そのカードを見て首を傾げるタイガ
次の瞬間彼の耳に獣の咆哮のようなものが聞こえた気がした
「うわっ!」
驚いて飛びのくタイガ、その拍子にカードを落としてしまう
「おっ?」
そしてカードの中に混ざった小さな紙片に気が付いた
「ここか」
紙片に書かれていた地図の場所にやってきたタイガ
二階建ての建物の一階にはカードキャピタル3号店と書かれた看板が
自動ドアの前に立ち店の中に入っていく
中には大きな画面のようなものと奥にいくつもテーブルが置いてある
そして彼が持ってるのと同じようなカードが飾られた棚とショーケース
ショーケースの中のカードを見回しているタイガだったが
「いらっしゃい」
聞き覚えのある声に振り返った
「葛木か」
「意外だな、本城がヴァンガードに興味あるなんて」
そこにいたのはお店のエプロンを付けた少女、葛木メグミ
彼女はタイガのクラスのクラス委員だった
面倒見がよくクラスの仲間にも慕われている反面、気が強い一面もあり同じぐらい他の生徒と衝突しているところも見かける
「お前こそこんなところで何してんだよ、まさか中学生のくせしてバイトしてるわけじゃないだろ」
「ここ、あたしの両親が経営してるカードショップなの、今はちょっと用事があっていないけど」
「それでお前が店番を?」
「まあね、それで、うちに何しに来たの?」
メグミの問いかけに懐から先ほどのカードを取り出すタイガ
「これなんだけど」
「みたことないカードね………ギアクロニクルか」
それを見たメグミは少し離れた場所のショーケースを見
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