34話 狂宴 3.10
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知らずの彼らが取って付けただけのものだ。均衡も何もない。すぐ壊れてしまうかもしれない。それに乗ってオレはお前と戦う」
アムロはダグラスを倒さない限り上空の敵らを攻撃できない事を悟った。地上の敵ならば無力化できるということにアムロは安堵した。しかしそれは根本的な解決にはなってはいない。ダグラスはそんなエゥーゴの弱点を知って作戦を練ってきていた。
「オレたちに友軍の攻撃を躊躇わせることを知っての戦術か。貴方は・・・全く性格が悪い!」
「褒め言葉と受け取っておこう。行くぞ!」
ダグラスの機体はスラスターを全開にして一歩目を踏み出した。するとバランスを崩し転倒しようとした。そこからアムロが思いがけない軌道を描いてアムロへ迫ってきた。
「なっ!」
アムロはデルタプラスに回避行動を取らせたが、ダグラスの死神の鎌はデルタプラスの左腕を?ぎ取っていた。ダグラスの不安定なバランスと不安定なスラスターは前進する上でまるでスクリューのような軌道でブレながら且つ尋常じゃない速度でデルタプラスへ突進していった。
アムロは上空へと逃げ飛んだ。ダグラスの機体はバランスが取れない為、着地点で転がっていた。しかし、直ぐ態勢を立て直し、直ぐ態勢を崩してアムロへ襲い掛かった。
アムロはビームライフルで応戦をしたが、意思を汲み取ろうが彼の機体バランスの悪さに照準を定めても当たらない。
「ええい!機体バランスの悪さがこうも正確さを覆すとは」
今までのアムロの戦い方は完全省エネな的確な射撃、切り込みだった。ダグラスの機体はまた大きくブレながら予測できない軌道で且つ何故かアムロに目がけて突進してきていた。ダグラスは咆哮しながら鎌をデルタプラスに目がけ切り込んでいた。
「この機体の皆の想いをお前は受けきれるかアムロ!」
アムロは物凄いプレッシャーで一瞬金縛りにあった。
「バカな!動けない・・・」
アムロはバイオセンサーの解放レベルを上げることにした。胃にむかつきがきたが、金縛りを解くことができた。アムロは後方に飛びのき、地上へ着地した。空振ったダグラスは思いっきり態勢を崩し、地表へ墜落に近い着地をした。最初の登場の着地は奇跡だったのかとアムロは思った。
「(ダグラスの機体にも何かサイコミュが施されていると見えるが・・・)」
ダグラスの機体がゆっくり立ち上がると機体が緑白く発光を始めた。
「なっ!サイコフレームの共振。これは一体・・・」
アムロはたじろいだ。その圧力に。その圧力の根底にある意思の力はこの戦場でダカールを攻める反政府組織らの想いだった。
「・・・この力は世界の悲鳴。オレがこれを打つ破らねばならないのか」
アムロは自己嫌悪に陥っていた。ここで防衛に回るため攻撃することはエゥーゴ
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