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逆襲のアムロ
34話 狂宴 3.10
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ターで確認した。アムロは目視で地平を確認したが、その100体以上のモビルスーツは確認できなかった。

「ならば・・・」

アムロは視線を上空へと向けた。すると無数の飛行物体がこちらに接近していた。
デルタプラスの広角カメラでほとんどの機体を判別できていた。フライマンタやコアファイター、ブースター、ドップなど旧兵器混合した飛行戦隊が近づいていた。

「チィ・・・これはマズい・・・」

不殺で行動していたアムロにとっては手の内様がない攻撃方法だった。
何しろ目標が小さすぎる。しかも飛んでいる。アレらを無力化するとなると撃墜しかない。
撃ち落としたり、破損させても墜落死。

アムロは震えていた。何もできない自分に。

「・・・頼む。いいからやめてくれ!下がれ!こんなことしてもどうにもならないだろ!」

この魂の叫びをオープンチャンネルな回線で上空のゲリラ部隊に呼びかけた。
すると一機から返答があった。その回答者にアムロが愕然とした。

「アムロ中佐だったか。何度か戦場なエゥーゴ内であったな」

「ダグラス大将!」

「何故とは聞かないでくれ。彼らの想いを、こんな無謀な行為をオレが全て背負い込んで今作戦に当てた」

「・・・貴方は良識人だと思っておりました。しかしこんなのはナンセンスだ」

「そうだ無意味だ。しかし彼らの想いを誰かが束ねては世に訴えかけなければならない。その人柱になる者はオレの様な求心力がある者ではならない。世界が悲鳴を上げているのだ。ティターンズの宇宙弾圧、地上での焦土作戦。最早組織抵抗に一刻の猶予もない。瓦解寸前なのだ」

アムロはモニターワイプ越しに映るダグラスの無念さ、悲痛さを感じ取っていた。彼は確かに求心力がある。彼以外に組織抵抗を試みようとしてもダカールはビクともしないだろう。それを彼は買って出て、彼らの意思を無為にならないよう出来る限りのことを努めたのだと思った。

アムロの索敵モニターにアンノウンという表示が出た。それは自分の上空より接近してたモビルスーツだということが確認できた。それがダグラスの搭乗機だということも。

「アムロ君、君がオレの餞になってくれることを祈るよ。もし君がここでやられるようならばダカールを火の海になるだろう。それ程の戦術的作戦は構築済みだ」

デルタプラスとおよそ数10メートルほどの距離にダグラスの機体が着陸した。
見た目はジェガンだが物凄く巨体で塗装が全て黒。そして足元はホバーリングできる換装。バックパックには羽の様なスラスターが付いていた。手にはビームサーベルを改良した死神の鎌の様なものを持っていた。
アムロは機体バランスやそんな装備を見て、センスの悪さを思った。

「この機体には名前などない。ただ連邦に裁きを下す為だけに見ず
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