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逆襲のアムロ
34話 狂宴 3.10
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た。有用性も。各地にあった研究所はそれを研究する施設もあった」

「・・・」

「その目的は何だと思います?」

「仮定の話か。証拠にならんな。仮に敢えて言うならば、ニュータイプが存在するとすればそれを活用している者達に対抗するためかな」

「・・・貴方は全てについて保険を掛ける癖がある。これも保険だったとは私たちは大いなる思い違いだった」

「大いなる思い違い?」

コリニーの疑問にガルマは頷いた。

「単に戦力の為だと思っていた。エゥーゴはニュータイプと呼ばれるようなエースパイロットが多く参加している。それに対抗するために」

「・・・」

「だが、議長の予想通り貴方が知っていたとすれば地球至上を望む貴方はそんなニュータイプをなるべく駆逐したい。しかし人口は増える。その中にニュータイプが全く生まれないと保証はない。ならば戦争で減らしては且つ可能な限り実験にてそんな危険分子を管理下におけるような方法を探す。研究所はニュータイプを管理統制下に置けるかどうかの実験場だった。なぜそうするか?それはこの条文を知っていたという仮定がなければ成り立たない。コリニー議員はニュータイプ思想が地球至上思想を脅かす敵として見ている。そして恐れている」

ローナン議員は拳をぎゅっと握りしめていた。コリニーの考えはマーセナス家の呪いに類似していたからだった。

「・・・ガルマさん、それで終わりかな?」

「ニュータイプを支配するために非人道的行為を行われていた事実を分かるだけでもこちらの資料によって説明致します。イセリナ例のものを・・・」

ここでガルマは極東での実験地ムラサメ研究所の実態と被検体のシロー・アマダについて全議員に配った。皆顔を顰めた。

「これは酷い・・・」

各議員内で声が上がる。コリニーは目を通すが秘書にそれを渡した。

「で、終わりかね?」

ガルマは強気に声を荒げた。

「これは貴方がたの研究の成果だ!証拠は設置された登記場所!こんな施設一朝一夕でできる代物でない。きちんと計画されてできたものだ!警備会社やティターンズが保護施設として認定もされている。貴方がたの責任は免れない!」

ブレックスは内心で「詰めが甘い」と思った。コリニーは困惑した顔で答えた。

「ふーむ。人聞き悪いな。エゥーゴの急進派がそんな惨業をしたとも考えられんか?」

「なっ!エゥーゴが踏み入れたのはその時が初めてだ!こんなに廃棄場の死体をなんとする!」

「エゥーゴが用意したのではないのかな?ティターンズが用意した、研究所のものとも何の関係する証拠がない。ただの誹謗中傷にしか思えない」

「しらを切るつもりか!状況証拠で研究所放棄まであの死体らをみる機会がない!死亡推定時刻も研究所がまだ機能して
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