7部分:第七章
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だ。淳司に述べたのである。
「最後のピーチメルバだけれど」
「うん、美味しかったよね」
「悲しい結末のオペラなのに御菓子は幸せを願うのね」
「そうだね。それはね」
「そこは違ってもそれでも」
だが、だ。それでもだというのだ。
「面白いわね。何かね」
「そうだね。そこがね」
「妙に面白いわ」
こうした話をするのだった。
「じゃあ私達はお菓子の通りになりましょう」
「そう、オペラとは違って幸せにね」
こう話すのだった。そのピーチメルバは幸せの味だった。二人にとっては。
ピーチメルバ 完
2012・1・1
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