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英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第35話
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?」

「そのボンクラ達に何ができるっ!?それにこの事件は我々がマークし続けていた”銀”が関わっている事件だ!横取りしているのは貴様らの方だろう!?」

「横取りとは心外ね。私達が関わった事件に”たまたま””銀”が関わっているだけの話よ。それに貴方こそ、何の権限があって私達の事件を引き継げるのかしら?………私が警察に入る条件として”与えられた”私の権限………忘れたのかしら?」

ダドリーに怒鳴られたルファディエルは涼しい表情で答えた不敵な笑みを浮かべてダドリーに尋ねた。



「貴様が持つ権限だと……?………………!?貴っ様………!」

ルファディエルの話を聞いたダドリーは最初は何の事かわからなかったが、すぐにルファディエルが持つ”警察の人物は誰も命令できない権限”を思い出し、怒りの表情でルファディエルを睨み

「フフ、恨むのならそこまでの権限を与えてまで私を欲しがった上層部を恨む事ね。」

怒りの表情で睨まれているルファディエルは不敵な笑みを浮かべて答え

「ルファディエルさんの権限??」

「一体何の事を言っているんでしょうか……?」

会話を聞いていたシャマーラとエリナは首を傾げたが

「ルファ姉の権限………?あ。」

「警察の人達は誰も命令できないという、あの超反則な権限の事ですね。」

「ははっ!ここで権力発動とはさすがはルファディエル姐さんッス!いや〜、美人で部下思いの上司って最高だな〜♪」

(あっははは!案の定、活用していやがるよっ!)

(かかかっ!大事なロイドの為なら権力も惜しまず使うってか♪)

ロイドは不思議そうな表情をしたがある事に気付き、ティオは静かな笑みを浮かべて呟き、ランディは嬉しそうな表情で言い、エルンストとギレゼルは大声で笑っていた。

「フフ、文句なら上層部にどうぞ?………まあ、警察の広告塔かつ功績もある捜査官と”ただの”優秀な捜査官………さらに現在の市民に対する警察や私への評価を考えると、上層部はどちらの意見を重視するかは明白だと思うけどね?それと覚えているとは思うけど私は”警部”………貴方より階級は上よ。”部下”なのに”上司”に逆らうつもりかしら?」

「おのれっ………!!」

そしてルファディエルは笑顔で悔しそうな表情で歯ぎしりをして、自分を睨むダドリーを見つめ

「いいぞ〜♪もっと、やれやれ〜♪」

「何かわからないけど、もってやってよ、ルファディエルさん♪」

「……いい気味ですね。」

「ちょ、ちょっと3人とも!?」

ルファディエルを焚き付けるランディとシャマーラ、静かな笑みを浮かべて呟いたティオの言葉を聞いたエリィは慌て

「ル、ルファ姉!もうそのぐらいにしてくれ!」

ロイドは慌てた様子でルファ
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