第40話(2章終了)
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んだ?」
レンの説明の意味がわかなかったロイドは不思議そうな表情でレンに訊ねたが
「クスクス、それはワジお兄さんが”一番良くわかっている”のじゃないかしら♪」
「…………フフッ、一体何の事を言っているのか意味がわからないけど、ロイド達に免じて黙っておいてあげるから別に口止め料とか支払わなくてもいいよ。」
意味ありげな笑みを浮かべるレンに見つめられたワジは一瞬呆けていたがすぐにいつものように静かな笑みを浮かべてレンを見つめた。
「ありがと♪セルゲイおじさんもレンの事は誰にも―――特に警察の上層部の人達には教えないでね?絶対面倒な事になるし。」
「頼まれなくても俺にまで飛び火してくることは目に見えているんだから誰にもお前の事は教えねぇよ………だが、まさかあの”Ms.L”がお前だったとはな。しかも”西風の旅団”なんて大物の猟兵を雇ってクロスベル入りさせていやがったなんて………その件について後で詳しく聞かせてもらうぞ。」
ワジの言葉に笑顔で答えたレンに視線を向けられたセルゲイは疲れた表情で溜息を吐いた後真剣な表情になった。
「……………………………」
一方ランディはロイド達の会話に入らず、黙り込んでいた。
「そういえば、ランディ………」
ランディの様子に気付いたロイドはランディに話しかけ
「―――ま、俺の話はおいおいさせてもらうさ。………まだ俺が支援課に居てもいいってんならな。」
話しかけられたランディは寂しげな笑みを浮かべて答えた。
「……怒るぞ、ランディ。」
「ランディさん、たまに空気読めなさすぎです。」
「ええ、あんまり馬鹿な事を言わないでちょうだい。」
「そうね。正直さっきの自己犠牲についてもレンは怒っているのよ?」
「………悪い。」
そして自分が支援課から去る事を決して望んでいないロイド達の答えを聞いたランディは苦笑し
「ん〜………?ねえ、ワンちゃん。ロイドたちどうしたの?」
「グルルル………」
ロイド達の様子に首を傾げたキーアはツァイトに話しかけていた。
「フフ、これも一種の青春ってやつじゃない?」
「せいしゅん〜?」
静かな笑みを浮かべたワジの指摘にキーアは首を傾げた。
「ハハ………緊張感の欠片もねぇな。」
「そういや俺達、さっきまでマフィアに追われてピンチだったんだよな……」
「なんだか実感がないわね………」
「……残念ながら夢ではなさそうですけど。」
「うふふ、今夜は支援課にとって一生忘れられない夜になるでしょうね♪」
「クク………ま、とにかく全ては支援課に戻ってからだ。明日からしばらくの間………厳戒態勢になると思っておけ。」
呑気に笑い合
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