第40話(2章終了)
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せないや。」
「そっか………」
「困ったわね………」
キーアの答えを聞いたロイドとエリィは溜息を吐いた。するとその時通信の音が聞こえてきた。
「あら?こんな時に通信……?」
「一体誰に来ているのでしょうか……?」
通信の音を聞いたエリィとティオは不思議そうな表情で首を傾げたその時レンが通信を取り出して通信を始めた。
「――――Lよ。ええ……ええ………そう、”西風”の二人も含めて全員追手もなく、居場所も突き止められていないのね?完璧よ。以後は二人と協力して別の指示があるまで拠点の防衛に専念して。それと念の為に全員拠点から出ず、必要な物は全て宅配で済ませて。期間はそうね……とりあえず1週間大人しくして動きがなかったら、また連絡して。その時に指示を出すわ。――――今日はお疲れさま。みんな、ゆっくり休んでね。」
「……もしかしてさっき私達を助けてくれた執事の人達?」
レンが通信を終えるとエリィがレンに訊ねた。
「ええ。”西風”の二人も含めて全員無事に拠点であるレンの別荘に帰還したそうよ。」
「………やっぱり俺達の助太刀をしてくれた”西風の旅団”の猟兵達も君が雇っていたのか。」
レンの説明を聞いたロイドは疲れた表情で溜息を吐いた。
「うふふ、”こういう場面があると想定して”あの二人を雇っておいてよかったわ♪」
「わたし達としたら、さっきみたいな場面はもう2度とあって欲しくないのですが………」
「へえ?メイド達に敬われている事に加えてミシェラムに別荘があり、大陸最強の猟兵達を雇えて、更に”L”か…………まさかとは思うけど”Ms.L”の正体って君だったワケ?」
笑顔を浮かべるレンの言葉を聞いたティオは疲れた表情で呟き、ある事を察したワジは静かな笑みを浮かべてレンに問いかけた。
「うふふ、今のレン達の会話だけでそこまで推測できるなんて、お兄さん、捜査官の素質があるんじゃないかしら?いっそ不良集団のリーダーなんて辞めて警察に就職したらどうかしら♪」
「フフッ、ロイド達の所なら考えなくもないよ?」
「あのな、ワジ………」
「ワジさんも加わったら突っ込み役が大変になるじゃないですか……というかレンさん、ワジさんに”Ms.L”である事が疑われているのですけど何も言い返さなくていいのですか?」
小悪魔な笑みを浮かべるレンの指摘に口元に笑みを浮かべて答えたワジにロイドは疲れた表情で見つめ、ティオはジト目で呟いた後レンに視線を向けた。
「ふふっ、ワジお兄さんなら知られても別に支障がないから問題ないわよ。今回の件が起こらなくても、ワジお兄さんには遅かれ早かれレンの正体がバレていたでしょうし。」
「へ……それってどういう意味な
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