魔女の罪(クリムソルシエール)
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敵じゃねえ。そうだろ」
ウルティア「ええ。私の人生の中で犯してきた罪はとてもじゃないけど一章では償いきれない。だから、せめて私が人生を狂わせてしまった人たちを救いたい、そう思ったの」
ウェンディ「人生を狂わせてしまった人々…」
ウルティア「たとえばジェラール」
ジェラール「いいんだ、俺もお前も、闇にとらわれていた。過去の話だ」
エルザ「ジェラール、お前記憶が」
ジェラール「はっきりしている。何もかもな」
エルザ「ッ!?」
ジェラール「六年前、まだ牢にいるときの記憶が戻った。エルザ、本当になんと言えばいいのか」
ウルティア「楽園の塔でのことは、私に責任がある。ジェラールは私が操っていたの。だから、あまり責めないであげて…」
ショウブ「(空気をぶち壊すようだから言ってないけど話についていけない)」
ジェラール「俺は牢で一生を終えるか死刑。それをうけいれていたんだ。ウルティア達が俺を脱獄させるまでわな」
ウェンディ「それって何か生きる目的ができたってことですか?」
ジェラール「ウェンディ、そういえば、君が知っているジェラールと俺は、どうやら別人のようだ」
ウェンディ「あ、はい、そのことはもう解決しました」
ジェラール「生きる目的。そんな高尚なものでもないけどな」
ウルティア「私達はギルドを作ったの。正規でもない、闇でもない、独立ギルド魔女の罪、クリムソルシエール」
レビィ「独立ギルド?」
ハッピー「どういうこと?」
シャルル「連盟に加入してないってこと?」
ドロイ「魔女の罪。聞いたことあるぞ」
ジェット「ここ数年で、数々の闇ギルドを壊滅させてるギルドがあるとか」
ウルティア「私達の目的は、唯一つ」
ジェラール「ゼレフ」
『『『ッ!?』』』
ジェラール「闇ギルド、この世の闇を全て払うために結成したギルドだ。二度と俺達の様に、闇にとらわれた魔導士を生み出さないために」
ナツ「おおっ!!」
ルーシィ「それってすごいことよね!!」
グレイ「評議会で正規ギルドに認めてもらえばいいのに」
ジェラール「脱獄犯だぞ」
メルディ「私達、元悪魔の心臓だし〜」
ジェラール「それに正規ギルドでは表向きでは闇ギルド相手とはいえ、ギルド間抗争禁止条約が入る。俺達のギルドの形はこれでいいんだ」
ウルティア「で、貴方達を呼んだのは、別に自己紹介のためじゃないのよ大魔闘演武に参加するんだってね」
ナツ「お、おお」
ウルティア「過剰に私達も近づけない。だから貴方達に一つ頼みたいことがあるの」
ナツ「誰かのサインが欲しいのか?」
ショウブ「まじめな顔してふざけたこと言ってんじゃねえよ」
ジェラール「毎年開催中に妙な魔力を感じるのだ。その正体を突き止めてほしい」
ナツ「なんじゃそりゃ」
ルーシィ「大魔闘演武には
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