第25話
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持っていてもおかしくないとはわかっていはいるけど………どうしてこんなに仲がいいのかしら?普通なら誰が一番の寵愛を貰うかで争ってもおかしくないのに………お姉様の時もそうだったのよね………ペテレーネ様達を含めた側室の方達全員、お姉様を慕っている上、私にまで親切に接していたし………まあ、仲が悪いよりは断然いいけど………)
(クッ………セティちゃん達の母親達に加えてこんな幼い娘達にまで手を付けるなんて………なんて、節操がない野郎だ………しかも”ご主人様”に”お兄様”だ〜?なんてうらやまけしからんプレイをしているんだ!)
(どうしてこう、わたしの知り合いの異世界の男性達はみんな、女タラシなんでしょう?………リウイ陛下、セリカさん、ウィルさん、そしてヴァイスさん………みんな、複数の女性と関係を持っているじゃないですか………)
エリナの説明を聞いたロイドは戸惑いながら頷き、エリィは戸惑った表情で水那達を見つめながら考え込み、ランディは悔しそうな表情になり、ティオはジト目になっていた。その後山道を登り続けていたロイド達は再び聞こえて来た遠吠えを追うかのように先に進み、ある程度先に進むと分岐点となった場所があり、そしてデータベースにも乗っていない道があったので念の為調べる為に鉱山町へ続く道へは行かずに、謎の場所へ続く山道を登っていった。するとそこには大きな屋敷が建っていた。
〜ローゼンベルク工房〜
「ここは………」
「随分、雰囲気のある建物ね。廃墟という感じでもないし、誰か住んでいそうだけど………」
屋敷を見たロイドは驚き、エリィは呟いた後真剣な表情で屋敷を見つめていた。
「お、そこに看板が出てるぜ。」
一方ランディは柵に取り付けてある看板に気付き、ロイド達と共に看板に近づいて字を読んだ。
『ローゼンベルク工房』
関係者以外の立ち入りを禁ずる。
「ああ、ここが………」
「エリィ、知ってるのか?」
「ええ、その筋では有名な人形工房よ。高価なアンティークドールを手掛ける天才人形師がいると言われているわ。」
「へえ………そんな工房があるのかよ。」
「人形かあ………セティ姉さんの得意分野だね♪」
「ええ。セティ姉様の創った人形は子供達に人気ですものね。」
エリィの説明を聞いたランディは意外そうな表情をし、シャマーラは嬉しそうな表情で静かな笑みを浮かべているエリナと共にセティに視線を向け
「フフ……誉めてくれてありがとう。でも、アンティークドールか………まだ手がけていない人形の種類なのですよね…………」
視線を向けられたセティは微笑んだ後考え込んだ。
「わたしも名前くらいは聞いたことがあります………たしかオークシ
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