優しい兵長とおっちょこちょいな私
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部屋の中でのんびりしているとコンコン、と誰かがドアをノックした。
誰だろ?
「はーい」
ガチャ
「!? 皆どうしたの?」
扉を開けると、サシャとミカサ、クリスタ、ハルカの4人がいた。サシャが声を掛ける。
「今から女子会をしようと思いまして! エネの部屋でやりたいのですけど、いいですか?」
「いいよー!!」
ぞろぞろと皆が私の部屋に入り、座り込む。
というか__……
「女子会って何するの?」
「私達も分からないの。サシャが"始まるまでのお楽しみ"って…… 」
クリスタが応える。
「サシャ、何をするのか早く言って…… 」
ミカサはサシャを一瞥し、内容を急かした。
「はい! では発表します! 今日の女子会は……ずばり! 秘密を共有しましょう、です!!」
「「__え?」」
一同が声を揃えた。
「皆さん、少なくとも1つは秘密をお持ちしてますよね? その名の通り秘密を皆で語って共有しましょうって事です」
なるほど、秘密ね。
特にないけどあるとしたら__……
「調査兵団に入り、私達は同じ目的を持つ仲間ですから、お互いの秘密にしている事を話す事でアドバイスや支えあいが出来ると思います。ですので、ぶっちゃけちゃって下さい!」
シーン……
「あれ!? 皆さん秘密をお持ちではない!?」
「持ってるけど……誰から言うの?」
ハルカの一言にサシャはハッとする。
「あっ! そうですね! ……どうしましょう?」
こういう時はやっぱり、ジャンケンかな?
言いたいけど言い出しっぺってジンクスあるよね。
何となくミカサを見て口を開いた。
「ミカサは、何か案はある?」
「! (エネからの質問、滅多にない! ここは期待通りに答えないと) ……ジャンケンとかは、どう?」
「私もそれがいいと思ってたんだ! さすがミカサだね!!」
「それほどでもない(エネに褒められた…// )」
「私もジャンケンでいいと思うよ! 負けた人から? それとも勝った人からにする?」
クリスタが同意した。
「どうしましょうかね…… 」
サシャは、うーん……と頭を抱える。私は話を振った。
「ミカサはどっちからがいい?」
「!! (頻繁に私に聞いてくるなんて……! 私が期待通りに答えたから喜んでるのね)……負けた人からが、いい」
ハルカが全員を見渡す。
「じゃあそれでいいかな?」
「「いいとも!!」」
皆が声を揃える。
「では、いきますよー!!」
サシャは声を張り上げる。
「ジャンケンぽん!」
「あ
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