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最初はお菓子
1部分:第一章
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じゃあ何処にあるのよ」
「一体何処にあるっていうのよ」
「可愛いのがそこにはないっていったら」
「何処なのよ」
「お菓子にあるのよ」
 そこにあるというのだ。恭子の青春はだ。
「それにあるのよ」
「つまり今なのね」
「エプロン着けてお菓子作ってそれを食べる」
「それがあんたの青春なのね」
「それなのね」
「そう、恭子お菓子があって食べられればそれで幸せなの」
 無欲と言えば無欲である。食べる量はかなりのものであるが。

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