第11章 フェザーンへ 前編
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って革命を実現させようというのであった
会話内容はその準備を確認するものであった
私とニコルソン少尉はすぐにグレン情報分析官を拘束すべしという結論に達した
それのために我々はすぐに準備を整えた
防弾チョッキ、MP-45軽機関銃を装着し、ホテルの裏口から清掃員の格好をして侵入する
それに先立ち我々は報告書をまとめ、突入と同時にその報告書を中央情報局監査部と局長であるマンデラ・グレゴリー中将に直接リークというかたちで報告した
グレン情報分析官の泊まる階のスタッフルームで準備を進めた
ニコルソン少尉が端末に指をかけて
「では、送ります。」
と言って報告書はリークされた
私はMP-45軽機関銃の銃弾をセットする
銃弾は今回はゴム弾だ
私は目標の部屋の前に行くってドアノブに爆薬をセットする
「3・2・1!」
バン!
という音を立ててドアノブが吹き飛ぶ
私を先頭にニコルソン少尉とともに突入する
グレン情報分析官はテーブルの上に置かれた吸引器をまさに手に取ろうとした瞬間だった
私は
「動くな!
両手を上げて、頭の上に手を置け
そして、うつ伏せに!」
すると、グレン情報分析官は机の下からいきなり拳銃を取り出したのだ!
彼はすかさず我々に向かって打つものと思ったがなんと自分に向けようとしたのだ!
私は死なれてはすべて水泡に帰すと思ったので構えていたMP-45を5発連射した
ニコルソン少尉も同時に発砲した
グレン情報分析官は着弾の衝撃で失神してしまった
私はその場で彼を拘束し、その足で中央情報局へ向かった
中央情報局へ行ってその場に待ち構えていた監査部の職員に引き渡した
その後、監査部からの長時間にわたる取り調べを受けたが、おおむね我々のとった行動がとがめられることはなかった
そして、リーク情報に基づいて暴動は制圧されたが、それでもしきれなかった暴動で死者が出たが、それを主導した左翼政治家、無政府主義者並びに中央情報局内にあった麻薬密売組織・二重スパイは一斉検挙された。
かれこれこれがその後約3か月近く続いた。
一方で私とニコルソン少尉はストーキング訓練をクリアして残りの実地課程を4週間後修了した。
同期で修了できたのは9名中4人のみ
修了時には特殊作戦従事資格としての特殊作戦記章が授与された。
ローゼンリッター連隊本部へ修了の報告へ出頭するとシェーンコップ中佐から上級白兵戦記章を手渡された
基準は覚えていないがある一定以上白兵戦による作戦に従事するとこの記章がもらえる
シェーンコップ中佐からは餞別ということであった
よく意味が分からなかったが有り難く頂戴しておくことにした
フェザーン赴任までは言えてもそれ以上のことは言えなかったが、リンツ大尉やブルームハルト大尉、第3中隊員たちからは激励の言
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