暁 〜小説投稿サイト〜
デュエル・マスターズ〜龍を使役する少年の物語〜
第3話:いきなりライバル対決!? モルトvs龍牙っ!!
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見ると二年生だけでなく、一年生や三年生の生徒が数名混じっている。

「あッ、兄貴、それに勝さん!」

 すると拓真の双子の弟、『神原 拓斗(たくと)』が勝と拓真の二人に声を掛けて近寄ってきた。

「拓斗、この騒ぎは何だ?」
「兄貴達のクラスに転校生してきた『紅蓮 モルト』と『黒炎 龍牙』の二人がデュエマしてるんだよ!」
「成る程。それでこの騒ぎか…」

 拓斗の軽い説明に拓真は納得し、勝を見る。

「何?拓真」
「見に行かねぇか?あの二人のデュエマ」
「別に……」

 拓真の問い掛けに勝はそっぽ向き、まるで興味なさげでにそう言う。

「素直になれよ。二人のデュエマを見たいって…」
「別に。ただ、早く終わってほしいだけだよ…」
「ったく、めんどくくせぇな!」

 それを見た拓真は勝の手を強引に掴み無理矢理教室の中に入ろうとする。

「ちょっ、拓真!」
「二人の対戦を見てからでも遅くないだろ!」
「な、何言って―――」
「良いから来い!拓斗、お前もついてこい!」
「了解っす!」
「だ、誰か、タスケテェェェェェッ!」















 場所は戻りモルトと龍牙の対戦……ではなく、二人の対戦を見ていたアイラは溜め息を吐いていた。

「全く、うちの男達は……」
「おっ、まだ対戦中だな!」

 するとどこからかアイラの隣に拓真と勝と拓斗の三人が現れた。

「神原君、それに日伍君も…」
「あッ、白井さん、どうもです」
「は、うっと、えっと、その……こ、こんちわ!」
「えっ?その、こんにちは、日伍君。それよりも神原君、そちらの方は?」

 お互いに挨拶を終えた後、アイラは拓真の隣にいる拓斗に問い掛ける。

「俺の双子の弟、拓斗だ!」
「どうも!『神原 拓真』の双子の弟、『神原 拓斗』です!」
「よろしくね、拓斗君♪」
「よろしくっす!アイラさん!」
「あら、ご存じだった?」

 自分の名前を知っていたアイラは少し驚いた顔で拓斗に問い掛ける。

「そりゃあ勿論!世界のデュエマアイドルとして名を残した『白井 アイラ』!
 噂では去年まで善戦連勝していた『紅蓮 モルト』の幼馴染みで、その人と良い関係になっているらしいですが…」
「らしいじゃなくて、もうそう言う関係よ♪」
「なんとッ!?ご本人からの意外な告白!?これはブログにアップせねば…!」
「拓斗、ブログにアップするのは後にしろ。今は二人のデュエマが先だ」
「はっ!?そうでした!興奮してつい、周りが見えなくなっていました!アイラさん、この話の続きはまた後日お願いします!」

 拓真の掛け声で漸く現実に戻った拓斗は未だに対戦中のモルトと龍牙を見る。

 それを見た拓真
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