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英雄伝説〜菫の軌跡〜(零篇)
第33話
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イドは振り向いて自分達に付いてきたワジに尋ねた。

「フフ、せっかくだからコーディネイトの指南でもしてあげようと思ってね。マフィアのチェックを誤魔化すコツを教えてあげるよ。」

「うーん、まあそういう事なら。」

「何かあからさまに興味本位っぽいですけど。」

「ま、聞くだけ聞いてみようぜ。」

「それじゃあ下にあるブティックに行きましょう。」

(うふふ、ロイドお兄さんは一体誰を選ぶのかしらね♪)

その後ブティックに仲間達と共に行ったロイドは連れて行くメンバーをエリィにし、エリィと共にフォーマルな格好をした後、ワジの部屋でパーティーの開催時間まで待った。



〜夜〜



「……綺麗ですね……」

「ふふ、そうね……」

夜になるとミシェラムは花火を打ち上げ、その様子を部屋から見ていたティオとエリィはそれぞれの感想を口にした。

「ああ……―――準備はOKだ。オークション会場に入ろう。」

「ええ、わかったわ。」

エリィと視線を交わしたロイドはワジから渡された伊達眼鏡を取り出し、眼鏡をかけた。

「ロイドさん、エリィさん。………どうかお気を付けて。」

「打ち合わせ通り、俺達はこの辺りで待機してるぜ。何かあったらすぐにエニグマかアークスで連絡してこいよ。」

「うふふ、それじゃあ二人とも、”また後で。”」

そしてティオ達はそれぞれロイドとエリィに声をかけ

「ああ。そっちの方も気を付けて。」

「それじゃあ行ってくるわね。」

声をかけられたロイドとエリィは頷いた後、ハルトマン議長邸に向かった。ロイドとエリィが議長邸に向かうと、入り口付近にるマフィア達が道を阻んだ。



「ようこそ、”黒の競売会(シュバルツオークション)”へ。招待カードを見せていただきますか?」

「ああ、これでいいかな。」

マフィアに尋ねられたロイドはマフィアに金の薔薇が刻まれたカードを渡した。

「………確かに。念の為お名前を伺ってもよろしいですか?」

「えっと……………ガイ・バニングスだ。身分を明かす必要はないだろう?」

「ええ、それはもちろん。」

「そちらの方は……?」

ロイドの確認にマフィアは頷き、もう片方もマフィアはエリィに視線を向けて尋ねたが

「ふふ、お疲れ様。私の方は事情があって身分を明かせないのだけど………こういう催しでもあるし、別に構わないのよね?」

「え、ええ、まあ。ですが一応、そちらのガイ様とのご関係を伺ってもよろしいですか?」

エリィに尋ね返されて戸惑った後、再び質問した。するとエリィはロイドの腕に抱きついて自分の豊満な胸をロイドの腕に押し付け

「あら、恋人には見えない?ふふ………と言って
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