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Everlasting oathーブラッド・オンラインー
命を踏み台にして進む
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常なまで近距離に女の子が近付き、顔が近いせいか、無駄に意識をしてしまう
顔を段々と紅潮させて行くケイスケを無視して会議は進んで行く。気付いて欲しいなんて思ってない。……寧ろ気付くな、恥ずかしいから。
「ボス戦ではパーティを組んで戦った方が有利に動く。それじゃ取りあえず皆、パーティを組んでみてくれ」
「起きる時間だ………ぞッ!」
「痛い!」
柏木家伝統奥義って奴だ、通称『
頭蓋破壊
(
デコピン
)
』。なんだかレベル4並の能力ありそう。
ユウキにデコピンを一発、入れてみる────すると飛び起きた。
「い、痛いよ…………」
「デコピンなんて久しぶりにやったな。小学校以来やってないからドキドキした」
いかに的確にぶち込むかが重要。
「女の子に本気の一撃を叩き込むなんて普通じゃないよ!」
「俺も女の子に己の指を放つのは初めてだったよ」
「反省してよ!」
「そもそも痛覚なんて存在してないんだから痛くないだろ」
「反射的に言っちゃうんだよ!おでこに若干違和感が残るの!」
「若干かよ………どれ」
そう言ってユウキの額に自分の手を当てる。
「ちょ、ちょっと………!」
反射的にユウキは俺の手を取り払う。顔を赤くして俯いているのだが、良く分からない。
ユウキはふいっと顔を逸らすと、目に映った光景に疑問符を浮かべていた。
「騒がしいけど、何かあったの?」
「あぁ、仲間組んだ方が戦いやすいからパーティ作れってさ。俺達は二人でじゅうぶ──」
「なら、早く作ろうよ!メンバーは多い方がいいからね、さぁさぁ作りにいこっ!」
は、お前、
周りがパーティを組んでいるのを見てユウキは『早くパーティ組まないとっ』というのだが、自分は別に二人のままでいいと思っている。
余計な足手纏いが増えると後々面倒になってくるから………って言っているのにユウキは自分達と同様、二人組みのプレイヤーの所に引っ張ろうとする。
分かったから離せ、と言うと嬉しそうにして二人組みのプレイヤーの所に向かって行く。
近寄って声をかけたのだが極度の人見知りなのか、相手はあまり言葉を交わそうとしない。フードを被った女性プレイヤーは無口。辛うじてコミュニケーションを取ってくれる同い年と思われる男性プレイヤーは名前を教えてくれた。
「俺はキリト」
「宜しくキリト、ボクはユウキっていうんだよ〜」
「くいくい引っ張るな襲うぞ」
ハラスメントコードなんて使わせない。使おうとした瞬間に土下座してやるからな。
「俺はケイスケだよ」
「………あぁ、宜しく」
ケイスケ達は握手をしてその場を立ち去った。
「どうなってやがる」
時刻は夜のド真ん中、何故にベッ
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