暁 〜小説投稿サイト〜
IS―インフィニット・ストラトス 最強に魅せられた少女
第3話 私、オルコットさんと踊ります。
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バリアーを装備していない。斥力バリアがあれば問題ないという判断だが、それはつまり「斥力バリアさえ抜ければ無防備」だということである。

体勢を立て直す前に第二射、ギリギリのところでかわす。そこに第三射。

「そう簡単に!」

右脚に斥力バリアを“纏わせる”。

「負けるかぁぁ!!」

そしてレーザーを“蹴り返す”。

反射されたレーザーは、スターライトmk―Vを貫通、爆散させた。

「な!?」

「隙あり!!」

弓張月のトリガーを引く。飛翔した矢に似た弾体がシールドバリアーに直撃し、一撃でぶち抜いた。

これが弓張月の真骨頂だ。当たりさえすれば一発で本体にダメージを与えられる。足の装甲に当たったようで、絶対防御は発動していないが、充分だ。

非固定浮遊部位(アンロックユニット)のスラスター群が、一斉にチャージを始める。そして、瞬時加速(イグニッションブースト)で一気に距離を詰める。

「これで―――「甘いですわッ!」ッ!?」

突進と同時に、ブルーティアーズのスカートアーマーからミサイルが二発放たれる。間一髪で水鏡を展開したものの、少なくないエネルギーが削られる。斥力バリアはその性質上、榴弾やミサイルの様な爆発する兵器との相性が悪い。

一旦急上昇して爆炎から抜けると、その上からインターセプターを振り下ろすオルコットさんがいた。血染紅葉で迎撃、そのまま激しく斬り結ぶ。

得物の軽さを活かした連撃は中々鋭かったが、やはり畑が違うのか、徐々にこちらが押し返し始めた。オルコットさんの表情は硬く、最初の余裕は消え失せている。

「クッ………やはり近接戦闘では分が悪いですわね。」

「このまま押し切らせて貰うわよ!」

連撃を強引に打ち切って、間合いを広げる。これで血染紅葉の間合いだ。先程やったように、斥力バリアを刀身に纏わせる。

第三世代兵装である《水鏡》の斥力バリアは、搭乗者のイメージで自在に形状変更できる。それの応用で、このように武器や拳に纏わせて、攻撃力を増すことができる。

と、いつのまに戻ってきたのか、ビット四基が、オルコットさんの周囲に展開し、砲口をこちらに向けていた、即座に一斉射が来るが、斥力バリアを展開して弾く、そのままスラスターを点火して突貫する。

その時だった。オルコットさんが一見意味を為さない奇妙な行動をしたのは。左手を真っ直ぐ水平に上げ、こちらに向ける、その手先は親指と人差し指だけが開かれていて、いわゆる銃のマネになっている。そしてあたかも撃ったかの様に指先を上向ける。次の瞬間。

「ッ、ああっ!?」

レーザーが“曲がって”、背後から直撃した。シールドエネルギーが一気に削られ、100を割り込む。

「ッ!今のってまさか!!」

「ええ、
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