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竜から妖精へ………
第14話 初仕事は人探し
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 その姿を見て、レビィは ただ事ではない、と言う事が直ぐに判った。

 知る限り、ルンと言う少女は いつも笑顔だった。このギルドにも、歳が近いメンバーが集まっているからか、何度も遊びに来ていたんだ。だけど、今はあの笑顔からはかけ離れている。

「わわっ…! ど…どうしたの?」

 ゼクトも突然の事で驚く。

「何が…あったの? ルンちゃん。落ち着いて」

 レビィも、心配そうに ゼクトにしがみ付き、泣いているルンの頭を撫でながら訊いた。 ルンは、ゼクトの胸からそっと体を離すと、レビィの方を見た。涙を流しながら……。

「じゅ、じゅーどが……うぅ………」

 何度も何度も目を擦り、泣きじゃくりながら答えてくれた。

「じゅーど…、ルンちゃんといつも一緒に遊んでる男の子、だよね? どうしたの?」
「う……う……っ わた…わたしがムリ言ったから……か…かえってこなくなって……」

『帰ってこない――』

 その言葉を訊いて、あまり穏やかじゃない、と思うのは無理はない。ルンの様子と合わせると、何処かで迷子になってしまったのだろうか?

 ルンに話を詳しく聞くと。どうやら、友達のジュードがルンの為に花を森まで採りにいくと言って戻ってこなくなったらしい。迷子、と言う部分は間違っていなかった。
 ルンは、別の女の子が髪飾りとして付けていた《花》を欲しがった。でもそれは街には無く、森に採取りにいかないといけないものだった。その子は親に取ってきて貰ったそうだ。

 ジュードは寂しそうにしているルンを見て、励ましながら自分がとってくると言って森へと向かっていったらしい。

 ルンは自分も行くと言って一緒に入っていったのだが……、途中で2人は逸れてしまって、2人共が迷子になってしまったらしい。 運良く、ルンだけは、街へと何とか帰ってこれたのだが、ジュードは、待っていてもずっと帰ってこなかった。

 帰ってこないジュードの事が不安で、不安で仕方がなかった。
 そこで、ルンは マグノリアには、魔導士ギルド《フェアリーテイル》があることを思い出して、助けを求めてここまで来たらしい。

「うっ……うっ……」

 レビィが慰めているが、泣き止む事はなかった。次々と涙が流れ、枯れることない。ジュードの事が心配で、自分のせいで 帰ってこないから。

「………。ねえ? レビィ」

 ゼクトは、慰めているレビィを見て、訊く。

「……えっ、どうしたの?」

 レビィは、顔だけゼクトに向けて聞き返した。

「ほら、ギルドにある依頼書ってさ? その……困ってる人がギルドに出して……それで ここに、張られるんだよね? 助けてください、って」
「え……? うん。そうだよ」

 レビィは頷いた。
 それ
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