暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第21話 いざ!合宿へ! 出発編
[2/10]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
俺の言葉を否定したのは......まさかの花陽だった



「私達には大地先輩が必要なんです。側で見てくれるだけでいいんです!」


勇気を振り絞って言ってくれたのだろう。花陽の震えた声が俺の心を揺さぶった

「大地先輩に見てもらう、それだけで私達は元気がもらえるんです!今日も頑張ろうって思えるんです!先輩がいないと.....寂しいです....」

「花陽......」

「花陽の気持ちわかったでしょ?大地.....先輩は来ないといけないの。わかった?」

若干真姫に呼び捨てにされそうになった。そこをぐっと堪えてスルー

「.....わかったよ。極力サボらないようにする」

「極力じゃなくて絶対です」

海未に念を押されたので「わかったわかった、これからはちゃんと来るよ」
と適当に答える

「ふふ、これで決まりね」

絵里先輩が不明なことを言い出した

「え?なにが決まったんですか?」






「大くん!穂乃果達は3日後に真姫ちゃんの別荘で三泊四日の合宿に行くの!だから付いてきて!」


絵里先輩の代わりに穂乃果が告げたのは合宿参加の要望.....

は?合宿?三泊四日?
それってつまり.......

「泊まり...ってこと?」

「そうだけど....はっ、まさか大くん、穂乃果達になにかするつもりなの?」

「ちげぇ!ちょっと考えたけどちげぇ!」

「ちょっと考えたんだ.....」

にこ先輩に引かれてしまったがこの際どうでもいい

「待ってくれ。確かに練習に参加するとは言った、でも三泊四日は勘弁して欲しい....」

「ええ〜っ!どうしてどうして?」

そりゃ.....おかしいだろ。

「考えてみろ、女9人に対して男1人ってマズイに決まってるだろ。なにかするってワケじゃないけど君たちの親がそれを許さないだろ」

だって彼女の両親の中には音乃木坂の理事長やってる方だっているわけだし......

「穂乃果のお母さんはいいよって言ってくれたよ」

「なにぃ!?」

「大くんだから大丈夫だって」

あの人は俺の何を知ってるんだ?
普通娘をあまりよく知らない男の子と一緒にいさせることはしないぞ?

「私のお母さんもいいよって」

理事長........どうしてあなたまで...

「もしかして.....他のみなさんも?」

みんなこくこくと頷き、俺は頭を抱えて考え込む
どうしよう...このままではほんとに合宿参加させられてしまう

「ウチは一人暮らしやからなんも問題ないで?」

「え!希先輩一人暮らしだったんですか!?」

「そや、言ってなかったから」

これで退路は断たれた.....

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ