第30話
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毎月莫大な金額を寄付しているって……一体毎月いくら寄付しているのかしら?」
「――――400億ミラよ。」
「よ……400億ミラ!?」
「オイオイオイ……!毎月そんな滅茶苦茶な金額を寄付し続けているって……小嬢は毎月一体いくら稼いでいるんだ!?」
自身の疑問に答えたレンの答えを聞いたエリィは驚き、ランディは信じられない表情で訊ねた。
「そうねぇ………今は4000億ミラ前後って所ね。」
「ま、毎月4000億ミラ……」
「毎月4000億ミラとすれば……年間約4兆8000億ミラを稼いでいる事になりますが……」
「ちょ、ちょっと待ってくれ!レン、確か俺が”影の国”に巻き込まれた頃に聞いた時は毎月2000億ミラを稼いでいるって言ってなかったか!?」
レンの口から出た驚愕の事実にエリィとティオは呆け、ロイドは驚きの表情で訊ねた。
「うふふ、それは半年以上前の話。半年以上も経てば株や相場も上場したりするから、当然レンが受け取る配当金も上がるに決まっているじゃない♪」
そしてレンの答えを聞いたロイド達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせた。
「お嬢すら足元にも及ばないセレブじゃねぇか……」
「私どころか帝国貴族……いえ、二大国も足元にも及ばないと思うわ……ひょっとしたらIBCですらも……」
「そんな一生遊んで暮らせるような金額を稼いでいるのに何で遊撃士をやっているんですか……」
我に返ったランディ達はそれぞれ疲れた表情で溜息を吐き
「レン……ちょうどいい機会だから一つ聞いておく。以前課長が警察の上層部のほとんどの人達が何故か君が特務支援課に出向する事に賛成していたと言っていたけど……やっぱり買収したのか?」
ロイドは疲れた表情でレンに訊ねた。
「クスクス、短い間とはいえこれから迷惑をかける事になるのだから、”迷惑料”を支払っただけよ?」
レンの答えを聞いたロイド達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせ
「それを買収したというのですが。」
「つーか上層部の連中を買収してまでまで何で支援課に来たんだ?」
我に返ったティオはジト目で指摘し、ランディは疲れた表情で訊ねた。
「…………………」
「レンちゃん?」
ランディの問いかけに対して目を伏せて黙り込んでいるレンが気になったエリィは不思議そうな表情でレンに声をかけ
「……ふふっ、ロイドお兄さん達にはユウナの件も含めてたくさんお世話になっちゃったし、そのお礼に特別に教えてあげるわ。―――レンが”特務支援課”に出向してきた”真の理由”を。」
閉じていた目を開いたレンは苦笑した後真剣な表情になってロイド達を見回した。
「レンが”特務支援課”に出向してきた
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