第30話
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娘だ。確か年齢はティオすけや小嬢と同年代くらいだったはずだ。」
「ええっ!?ティオちゃんやレンちゃんくらいの年齢の女の子が猟兵をやっているの……!?」
「しかも”西風の旅団”と言えば、”ルバーチェ”の若頭さんが所属していた猟兵団でもありますね。」
ランディが答え、ランディの説明を聞いたエリィは驚き、ティオは真剣な表情で呟いた。
「へえ……”西風の旅団”の事を知っていた時から気になっていたけど、やっぱりランディもフィーの事を知っていたのか。」
「まあ、な。それより小嬢、”西風の妖精”と小嬢が間接的に縁があるってどういう事だ?猟兵と遊撃士は水と油の関係なんだから、普通に考えて縁なんて敵同士としか考えられないんだが……」
ロイドの言葉に頷いたランディは真剣な表情でレンを見つめた。
「あら、他にも可能性がもう一つあるでしょう?―――――”契約”を取り交わした関係という可能性が、ね。」
「け、”契約”……?」
「まさか……”西風の旅団”を雇った事があるのですか?」
意味ありげな笑みを浮かべて答えたレンの答えを聞いたエリィは戸惑い、事情を察したティオは真剣な表情で訊ねた。
「大正解♪ちなみにレンが”西風の旅団”を雇った時は”西風の妖精”の他にも”罠使い(トラップマスター)”と”破壊獣”を寄越してくれたわ♪」
「オイオイ……連隊長まで出張ってくるとか、どんな依頼を出したんだよ………」
「うふふ、エステル達の話に出てきたリベールの”異変”……あの時レン達の不在中にママが狙われてパパやレン達への人質にされる事を危惧して、レンが代理人を通じてママの護衛として雇ったのよ。――――3億ミラという”報酬”を前払いしてね?」
疲れた表情で呟いたランディの疑問にレンは小悪魔な笑みを浮かべて答えた。
「ええっ!?さ、3億ミラ!?」
「あ、ありえねぇ……猟兵の要人護衛の相場の最低でも数十倍はあるっつーか、3億ミラなんて大金、”国”が依頼するレベルだぞ!?」
「……まあ、”Ms.L”であるレンさんからすれば3億ミラも大した金額じゃないんでしょうね。」
レンの答えを聞いたエリィは驚き、ランディは表情を引き攣らせた後信じられない表情で声を上げ、ティオは疲れた表情でレンを見つめて呟いた。
「そ、そう言えばエステルさん達からレンちゃんがあの”Ms.L”である事も教えてもらったわね……」
「うふふ、レンが”Ms.L”だからってエプスタイン所属のティオはレンの事を敬うような事はしなくていいわよ?その代わりレンの事は誰にも話さないようにお願いね?」
「というか話したら最後、財団でも絶大な権力を持つレンさんがわた
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