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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第二十七話 大事なものは敵地に置いてきちゃいけないのです。
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、異色の人間もいた。驚いたことにそこには技術部門のシャフト大将もいたのである。技術部門のトップが、しかも上級将官が、佐官クラスの会議に出席しているなど普通はありえない。
(どういうことだ?どうして此奴が・・・・。)
ラインハルトは不信を覚えながらも、指定された席に着いた。
「しばらくぶりね、ラインハルト」
声をかけられて隣を見たラインハルトはそこにイルーナ・フォン・ヴァンクラフトの姿を見て目を見張った。
「イルーナ姉上もご壮健で――」
その時、シャフトの傍らにいた人間が立ち上がって注意を集めた。
「卿らには多忙の中集まってもらい、恐縮だ。私は作戦第二課の課長ヴェーデン少将だ。こちらにいらっしゃるのはシャフト技術大将閣下である」
不審そうな目を向けているのは、ラインハルトだけではないらしい。
「そう、なぜシャフト技術大将閣下がここにいらっしゃるかということについては、卿らの疑問とするところであろう。それについては閣下自らが説明したいとのご意向のためだ。では、閣下お願い致します」
ヴェーデンから水を向けられたシャフトが立ち上がった。
「卿らには既に宣誓署名をしてもらったが、これから話すことは一切他言無用。特一級の軍事機密条項である。よろしいか?」
高圧的な口調だったが、当人は怖いくらい真剣である。皆はうなずいた。
「先年、エル・ファシル星域で帝国が反乱軍と会戦し、いったんはエル・ファシルを奪取したことは承知の事であろう。そして、反乱軍に再び奪還されたことも」
「・・・・・・・」
「その過程において、帝国はエル・ファシルから採掘されるレアメタルを使用してある最新鋭戦艦を建造していたのだ。エル・ファシル星域にある極秘の基地においてだ」
「・・・・・・・」
「ところが、エル・ファシル星域が奪還されたことにより、その最新鋭艦が敵中に放置されてしまったのだ。ここまで話せば明敏な卿らのことだ、私が何を言わんとしているか、わかるだろう?」
(なるほど、その最新鋭艦とやらを奪還することが今回の任務というわけか、しかし・・・・)
ラインハルトは手を上げた。
「質問をよろしいでしょうか?」
シャフトがじろとラインハルトを見た。
「何か?」
「今回の作戦は隠密行動が前提になると愚考いたしますが、ここにいらっしゃる方々は小官を含め、全員艦の艦長です。数艦単位の行動をせよとそうおっしゃるのですか?敵に発見されるリスクは、大きいと思いますが」
「今回の件は是が非でも最新鋭艦を奪還してほしいということである。私が言いたいのはそれだけだ。具体的な作戦行動・立案についてはヴェーデン少将と協議してほしい」
(なんというやつだ。こいつも他の将官同様、命令するだけして後
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