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Eipic5先駆者と悩める少女〜Dragon Tamer〜
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くに居たね。いいよ、あの子のことは任せる――

ルミナはその提案を受けてくれた。誰を保護責任者にするかは言わずもがな。フェイトならきっと先の次元世界と同じようにキャロを大事にしてくれるはずだ。とまぁ、そんな風に俺たちが厄介者とされるキャロと一緒に居ることが部隊長が知り、どうせなら4人纏めて1つの班として最前線に立ってくれないか、と提案という名目で命令を下してきたのである。

「まぁ私たちとキャロを同じチームにしたことで1割だけ許してあげる」

「だね。キャロを他の局員たちに側には置いておきたくないもんね。キャロもぉ、アイリ達と一緒の方が気が楽だもんね〜?」

「あ、あの・・・はい」

「キュクルー!」

アイリは珍しく本来の姿である30cmほどの大きさにまで戻って、フリードが乗るキャロの右肩とは反対の左肩に座っている。キャロもそれで良いと言ってくれたし、何よりアイリの小ささが可愛いとキャロもお気に入りの様子だ。フェイトに引き取られてからもしばらくは怯えて笑顔を見せなかったが、今回はアイリやルミナのおかげで結構早く打ち解けそうだ。

「さてと。武装したレールウェイ、砲台、武装した男たち。レールウェイと砲台に関してはキツ目のAMFがあるらしいし。どう攻略していこうか」

「少し待ってくれ。ここに来るまでに装甲列車(アレ)の映像記録を見せられて、パッと閃いた。どこかで見たことがあるってね」

俺は前方にモニターを展開した。ルミナが「どれどれ」モニターに顔を近付け、「キャロ。モニターに近付いて」アイリがキャロの頬をペチペチ優しく叩き、「あ、はい」指示に従ってキャロもモニター前にやって来た。

「何かの見取り図、それに設計図・・・?・・・ん? あれ、これってもしかして・・・!」

「あのレールウェイのものですか? ルシル一尉」

「ああ。TORAD/AT-X01――The tactics order Railway artillery defense/Arming train・・・、戦術級列車砲防衛用装甲列車・試作1号機。コードネーム、ケンタウロス」

「どうしたのコレ!?」

「以前、首都防衛隊と共にプライソンのアジトに潜入捜査した際に奴のデータベースからパクってきた」

「っ! そう、騎士ゼストの・・・。いやいや、ちょっと待って。まさか、この1件にはプライソンが関わってるの!?」

「関わってはいるだろうが、クーデターにはノータッチだろうな。あくまで兵器を提供している武器ブローカーという立場だろう」

「ブローカー。・・・あー、そうか。あくまで、自分が造った兵器を実戦に投入して試験運用させることが目的か。試作型っていうことだし、完成型に必要なデータを見返りとして、自分の兵器を与えたわけだ」


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