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がっこうぐらし!The world in confusion
chapter56
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「ぐわあぁぁっ!」

一人目の断末魔が響くなか切り裂いた局員は後ろに吹き飛びその背後から槍を構える局員が突貫してくる。

俺の死角からの奇襲なのだろうか、その局員はしてやったりとニヤリと頬を浮かべていたが…俺にとってこれは

雄也「踏み込みが甘い!!」

簡単に対処出来るので槍をアークであしらうも体を捻らせた回し蹴りで後頭部を直撃し俺の前で沈黙する。

雄也「どうした?さっきまでの威勢はどうした!?」

怖じ気づく局員に軽い挑発を放ち、頭に来た局員が俺に何度も剣を打ち込んでくるのをアークで冷静に対処する。


優花「たあぁぁっ!!」

俺と少し離れたところでは優花が音姉の近くで局員に応戦している。

ただ生者を貪る奴等や本能で動く生物たちとは違い鍛えられた技術に翻弄されて苦戦を強いられていた。

優花「手強い…そこぉ!!」

苦い顔を浮かべながら突きを放つがあっさりと弾き飛ばされて後ずさるが丁度後ろには気絶している局員が倒れており優花はそれに気づかずに足が体に絡まれて体制を崩し倒れてしまう。

優花「きゃっ!…あ…!」

局員「もらったぁぁっ!!」

これを絶好の機会見た局員が持っている剣を突き刺すように持ち方を変えて優花に止めを刺そうとする。

雄也「そんなことさせるかぁ!!」

絶対に失わないために俺は戦っている局員の胸ぐらを掴むと思いっきり優花を狙う局員に投げてつけて優花の窮地を助けることに成功する。

雄也「優花無事か!?」

優花「え、ええなんとか…」

雄也「ならいいが、優花は音姉の護衛だけに専念してくれ、あいつらの相手は俺一人で引き受ける」

音姫「雄也くん一人でいくらなんでも無茶だよ!」

優花には音姉の護衛に専念してもらい俺一人で立ちふさがる敵を倒すと告げると勿論のこと音姉が反発してくる。

雄也「一人の方が立ち回れるし、大丈夫、俺は強いのは音姉も知ってるだろ?」

音姫「…うん…」

渋々といった感じの返事をして今度は優花の方を向き、こちらもも納得がいっていないようすが顔に出ていていた。

雄也「優花も頼む、優花が守ってくれるから俺は全力で戦えるんだ」

優花「………」

説得はしてみたが無反応…けど優花だってそれはわかっていることであろう…だから音姉を守ってくれると優花を信じながら進むしかない道を進んでいくのであった。



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