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バレンタイン爆弾
1部分:第一章
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よ」
 例えチョコレートであってもだ。そうだったというのだ。
「けれどそれでもな」
「それでもか」
「チョコレートのデザインがか」
「恐ろしい体験だったぜ」
 ハートの胸像のチョコ、それを食べるという体験はというのだ。
「その前は動物って言って鮫だったしな。それもシュモクザメな」
「ああ、あのトンカチみたいな頭の鮫な」
「あれ人食い鮫じゃねえかよ」
「そうだよ、その人食い鮫のチョコレートだったんだよ。リアルな、な」
 尚且つだ。造詣はリアルだったというのだ。

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