第2章 Fate/Fight with me Seriously
第1話 新たなる住人
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貴方の様な絶世の美女の偽名で使われる事など、光栄の極みと言うモノですよ」
エジソンはスカサハを褒めちぎるが、スカサハの感想はそうか、で終わってしまった。
「――――ところで、お主の呼び名は如何する?」
今度は対象がスカサハから記憶欠如の少年英霊に移った。
「セイバーでは駄目なのか?」
「・・・・・・念のため、その呼び名は控えた方がよかろうな。お主の素性は今も解らぬが、一般人を巻き込みかねない事態を良しとする人格性では無いのだろう?」
「確かに、無辜の民に余計な被害を出すのは余も好むところでは無い・・・・・・気がする」
一々自分の考えを吟味させながら言葉を選ぶ。
そんな不安定さに、難儀な事だと僅かに同情した。
「――――理解してくれて感謝するけど、如何する?」
「ふむ・・・・・・・・・余に関わる何かを思い出して付けるとしよう」
言いながら難しい顔をしながら必死に思い出そうと唸る。
そして――――。
「僅かに・・・思い・・だせたぞ」
「ほう・・・それで何とする?」
「うむ。余の仮初の名は――――」
−Interlude−
早朝。
百代は士郎への借金返済の為と、組手稽古の条件の一つとして、元気よく掃除をしに来ていた。
早朝の鍛錬は、組手をやる条件の一つの精神鍛錬をやったと証明させるため、今日からはやる気を出してくる前の川神院にて終わらせていた。
だが・・・。
「やぁ!君が噂のMOMOYOと世界で有名な、パワフル・ビューティフル・レディの川神百代嬢だね?私は昨夜からこの屋敷にてやっかいに与る事となった、トーマス・スティルウェルだ。今日から宜しく頼むよ、ミス・モモヨ!!」
「・・・・・・・・・・・・」
百代は呆然としていた。
衛宮邸の敷地内に入った瞬間、いかにも濃ゆそうな金髪の巨漢が大声で豪快に挨拶して来たのだ。
百代のが衛宮邸に通い出してまだ六日目。知る限りこの家の住人は士郎だけだ。
少なくとも百代は、こんな巨漢の外国人が昨夜から住み込む事に成るなど初耳だった。
「如何したんだい、ミス・モモヨ?君は庭の掃除をしに来たのだろう?」
「え?あっ、は、え、あ、はい・・・」
巨漢の外国人男性――――トーマス・アルバ・エジソンは昨夜のあの後、あの姿のままでは生活などままならないので、スカサハが魔術で人形に偽装を施したので、今の姿だった。
勿論、本人の意思でON、OFFの付け替え可能だ。
さらに、真名そのままではいろいろと問題が起きて来るので、生前の1人目の妻のファミリーネームを借りてトーマス・スティルウェルと名乗る事に成ったのだ。
そのトーマス・スティルウェルから竹ぼうき
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