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ダンディズム
2部分:第二章
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どうかとだ。英美里は孝宏に後ろから話していく。
「古くなってるから」
「どうだっていうのかな、それじゃあ」
「新しいネクタイ買っておいていいかしら」
 こう彼に言ってきたのである。
「そうしていいかしら」
「ええと。僕にネクタイを?」
「そうよ。買っておいていいかしら」
「うん、別にいいけれど」
 特に深く思うことなくだ。こう妻に答えたのだった。

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