暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜光と闇の軌跡〜(零篇)
第1話
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
の方に指導してもらえる機会があった…………とだけ答えておきます。」

(そ、その特殊な事情が非常に気になるんだけどな………)

(ああ。凄く気になるな……)

(…………どうしてあの方が…………………)

ティオの話を聞いたロイドとランディは小声で会話をし、エリィはティオから視線を逸らして考え込んでいた。

「ところで、わたしの武装はこの『魔導杖』ですが……皆さんの武装は何ですか?」

「ああ、それじゃあ――――俺の得物は、これだよ。」

そしてティオに尋ねられたロイドは自分の武器―――”トンファー”を見せた。

「それは、警棒の一種……?」

「トンファーか。東方で使われる武具だな。殺傷力より防御と制圧力に優れているらしいが……」

「なるほど、警察官らしい装備ね。」

ロイドが見せた武器を見たランディとエリィは頷き

「?その腰につけている2丁の導力銃は使わないんですか?」

ロイドの腰に装着されてある2丁の銃に気づいたティオは尋ね

「え?ああ………勿論、これらも使うよ。」

尋ねられたロイドはトンファーを仕舞った後、2丁の銃を左右の手に1丁ずつ持って構え、エリィ達に見せた。

「2丁の銃を同時に?」

「へー……双銃とは珍しいな。」

「見た事がない種類の導力銃ですね……」

ロイドが見せた2丁の銃を見たエリィは不思議そうな表情をし、ランディとティオは興味深そうな様子で武器を見えた。

「えっと………正確に言えば、これらは導力銃じゃないんだ。………”双聖銃”って言って、弾丸は導力エネルギーではなく、銃に内蔵されてある光の魔力エネルギーを弾丸として放つんだ。」

「初めて聞く銃だな……」

「”魔力”という事は異世界の武器なんですか?」

ロイドの説明を聞いたランディは感心した様子で呟き、ティオは尋ねた。

「ああ。知り合いで異世界出身の人がいて、俺が警察官を目指すって知った時、その人がこの銃をくれて、使い方とかを教えてもらったんだ。」

「そうなの………」

(なっ!?あの銃は……!何故あの銃をあの人間が持っている!?)

(あの銃は確かルファディエルが仙崎千尋に授けた銃と同じ銃………何故、あの銃が………あれはルファディエルしか作れないはずだが………まさか、奴もこの世界にいるのか?)

ロイドの話を聞いたエリィは興味深そうな様子で2丁の銃を見つめ、エリィの身体の中にいるメヒーシャは銃を見て驚き、ティオの身体の中にいるラグタスは銃を見た後、考え込んでいた。



「それでエリィの得物は?その腰に付けている細剣(レイピア)かい?」

「ええ。……けど、どちらかと言うと私が主に使う武器はこれね。」

そしてロイドの質問に頷いたエ
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ