最終話(3rd篇終了。零篇に続く)
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伏せる。」
「……守ってくれるのは助かるけど、やりすぎないでよね?メヒーシャ。………じゃあ、しばらくの間は私の中で休んでいて。………それでは行ってきます。」
「ええ。行ってらっしゃい。」
視線を向けられた天使―――メヒーシャは静かに頷き、メヒーシャの言葉を聞いたエリィは冷や汗をかいてメヒーシャに視線を向けて言った後、メヒーシャを自分の身体の中に戻した後、イリーナとエクリアに見守られながら飛行船に乗船し、乗船した飛行船は行き先――――クロスベル市へと飛び立った。
〜カルバード共和国・アルタイル市・アルタイル駅構内〜
「……………………」
白を基調とした服と菫色を基調としたロングスカートの服装で、薄い撫子色の髪を腰まで伸ばし、十人中十人が振り向くような整った容姿の女性は駅構内の椅子に座って静かに本を読んでいた。するとその時
「か〜のじょ!暇をしているんだったら、俺と遊ぼうぜ!」
「………結構よ。今、男の人と待ち合わせをしているの。」
軽薄そうな青年に話しかけられ、溜息を吐いた後本を閉じて青年を睨んだ。
「君みたいな美人を待たせる男なんてほっといて俺と遊ぼうぜ〜。」
一方睨まれた青年は諦めずに声をかけ
「…………………」
声をかけられた女性は無言で本を異空間に仕舞うと同時に異空間から大きな球体が付着している杖を出し、立ち上がって青年の喉元に突き付けると同時に杖の先端にすざましい魔力を溜めた。
「ヒッ!?」
それを見た青年は恐怖し
「それと……あなたみたいな軽薄な男性は私のタイプじゃないわ。痛い目にあいたくなければ、今すぐ去りなさい。」
「ヒ、ヒィィィィィ〜!!」
女性の言葉と行動に青年は悲鳴をあげながら女性から逃げ去った。
「……ルファ姉!」
するとその時、青年と入れ違いに青と白を基調した上着を着て、腰の左右に二丁の白銀の銃を装着している少年は走りながら近付き、少年に気づいた女性は杖を異空間に仕舞った。
「ハア、ハア………待たせてごめん、ルファ姉。」
「フフ、いいのよ。それで…………お世話になった人達への挨拶や荷物の送付はすませたのかしら?」
息を切らせて話す少年―――ロイドに女性は微笑んだ後、尋ねた。
「うん。えっと…………さっきの男性はもしかして……」
「………ええ。”また”よ。今日だけで他に10人も声をかけられて、断るのにせっかくの読書の時間をかなりつぶしたわ………」
ロイドに尋ねられた女性は疲れた表情で溜息を吐いて答えたが
「ハハ………ルファ姉は”天使”の姿と”人間”の姿…………どっちでも美人だから仕方ないよ。」
「フフ…………普段言われ慣れてうんざりしているけど、可愛い
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