暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第八話 アスカとシャーリーのBLW
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アスカはその隙に、事の次第をアルトに説明した。

その間、キャロはエリオにヒーリングを掛けていた。

動揺するティアナの周りで慌てているスバル。その側でヒーリングをしている10歳コンビ。

それを後目にアルトの説明するアスカ。

まだまだカオスだ。

「…と言う訳なんです」

まだ立ち直ってないティアナを余所に、ジト目でスバルを見るアスカ。

「うぅ…ごめんなさい…反省してます」

ガックリと肩を落とすスバル。

「これ、どうするんですか?」

エリオのヒーリングを終えたキャロがアスカに尋ねる。

「どうするって…直せるか、これ?」

アスカは壁に突き刺さっているドアに手をかける。そして、フン!と力を込めて引っ張った。

「あ、手伝います」

ヒーリングを受けて復活したエリオも加わり、なんとかめり込んでいたドアの救出に成功した。が、

「ダメだ、こりゃ。縦に潰れている」

半分くらいまでアコーディオン状になったドアを見て、アスカは諦めた。

「ヤバイよなあ……機修費で落としてもらおうかな?」

「うーん、はやてさんならOKくれるかもしれないけど、新設部隊でいきなり無駄使いって他の部署から何言われるかわからないよ?」

アルトの言葉に、アスカが唸る。

「ですよねぇ…廃棄都市に行ってドア拾ってくるかな?」

元々貧乏性のアスカ。とにかく金を掛けないで直そうと思案する。

元凶のスバル、ティアナに弁償させても良さそうなものだが、どうやらそういう事は思いつかなかったらしい。

「あっ!確か金属廃棄場のドアが同じ筈だったから、それ付けよっか?」

「いや、ダメでしょ?勝手に施設イジっちゃ」

アルトの提案を却下するアスカ。

「大丈夫だよ。だってあそこのドア、いつも開けっ放しだもん。はやてさんに言って許可もらってあげるよ」

「え…アルトさんにそこまでしてもらうのは、悪いですよ」

「いいから、いいから。それとも、アスカだけでちゃんとドア直せる?壁だって直さないとダメだよ?」

アルトにそう言われ、ウッと言葉に詰まるアスカ。

「困った時はお互い様だよ、アスカ。遠慮しない、しない!」

明るく笑うアルト。

散々悩んだあげく、アスカはアルトに甘える事にした。

ドアがないので、先にエリオ達を朝食に行かせ、自分は留守番する事にしたアスカ。

ただ、騒ぎを聞きつけたヴィータとシグナムに時間差で説教を食らってしまった。

エリオが帰ってくると、そこにはゲッソリとしたアスカが腹這いで泣いていた。

カオスは続いていた……





「はい、終了。できたよー!」

朝の騒動から90分が経った時点で、アルトはア
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