暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第八話 アスカとシャーリーのBLW
[1/10]
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
思えば、前日エリオに無理にでも整理運動をやらせておけばよかった。
と後にアスカは思うのであった。
まさか、あんな事になるなんて…
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。
アスカside
発足式から三日経ち、日を追うごとに訓練は厳しくなっていった。
それでも何とか食らいついていくオレ達は、当然の事ながら訓練が終わるといつもヘロヘロになっていた。
その日も、訓練終了後の待機室でへたり込んでいた。
特に、今日はエリオの運動量がハンパなかった。
もう走る走る、切る切ると大立ち回りの大活躍。
おかげで夕方辺りは魂が抜けたようになってたね。
そんで、今エリオは床に突っ伏したまま動かないでいる。
「エ、エリオ〜、生きてっかー」
かく言うオレも、結構息も絶え絶えだったりする。
「ひゃい……らいひょうぶれす……」
床から返事が……呂律が回ってないぞ、エリオ。
「ほら、仰向けになれって。これ、飲めるか?」
突っ伏したままのエリオを仰向けにして、ペットボトル渡そうとした。
「……!」
クタクタになっている筈のエリオがバッと起き上がり、奪うようにしてペットボトルを取ると、
ジュボッ!
一気に飲み干した。っていうか、蒸発した?!
一瞬にしてペットボトルの中身が消え、それと同時にエリオがバタリと倒れる。
「こりゃダメだ」
グルグル渦巻きになっているエリオの目を見て、オレはそう呟いた。
まあ、他のメンバーも似たようなものだけど。
スバルとキャロは背中合わせでウトウトしてるし、ティアナは机に突っ伏したまま、それでも訓練日誌を書こうとモソモソもがいている。
オレはオレで、ガクガクする膝を必死に押さえている有様だ。
「おい、エリオ。整理運動しとかないと、明日が辛いぞ」
ユッサユッサとエリオを揺らしてみるが、アーとかウーとか唸るような返事をするだけで、ピクリとも動かないエリオ。
こりゃ、明日が大変だ。
そう思ったけど、これ以上無理に起こすのも可哀想なので、そのまま寝かせておく事にした。
明日、キャロにヒーリングしてもらわないとダメかもな。
「はい、日誌終了〜」
うずくまっていたティアナが、ノッソリと立ち上がる。
流石ティアナ。昨日のスバルみたいに、ヘバっているオレ達を叩き起こして助けて〜、って事にはならなかったな。
もう少し書類仕事を鍛えろよ、スバル。
「お疲れさん。じゃあ、みんなを起こすか」
オレはガクガクする膝に気合いを入れてスバルを揺り起こす。
「ふぇ?」
パチッと目を開けるスバルが、目を擦りながらオレを見上げ
[8]
前話
前書き
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ